「パンチを振るっているところを目撃」 オランダ代表MF、ファンへの暴力で海外衝撃…罰金処分で本人後悔
アヤックスMFベルハイスがバス前でファンと口論
オランダ1部アヤックスは現地時間5月28日、リーグ第34節でトゥウェンテに3-1で敗れた。この試合に途中出場したオランダ代表MFステフェン・ベルハイスが試合後にファンを殴る様子が目撃され、波紋を呼んでいる。
前半に先制をしたアヤックスだったが、後半相手に攻め込まれ3失点。アウェーの地に乗り込んだ最終節は悔しい敗戦に終わり、リーグを3位でフィニッシュしている。問題となったのは、後半に途中出場したベルハイスの試合後の行為だ。
帰りのバスに乗る直前、ベルハイスは近くにいたファンと口論に。少し言葉を交わしたのち、ベルハイスはパンチを見舞うようなシーンがSNS上にアップされた。英紙「ザ・サン」は「元プレミアリーグスターがファンに殴りかかる衝撃的な瞬間」と取り上げ、「過去ワトフォードに所属していたベルハイスは、サポーターのグループに近づき、手すりから身を乗り出してパンチを振るっているところを目撃された」と報じた。
また英メディア「Caughtoffside」ではその後の対応も紹介。「アヤックスはスタジアムの外でファンを殴ったスティーブン・ベルグハウスに罰金を科したことを明らかにした」とクラブから処罰が下ったことを伝えている。
オランダメディア「sporza」は「彼は後悔の念を表明している」と、行為後のベルハイスの声明にも触れた。「自分の行動を後悔している。こんなことをすべきではなかった」と反省の言葉を述べたのち、ファン・サポーターへのコメントも残している。
「アウェーゲームの後、たくさんの中傷が投げつけられるんだ。多少は慣れたが、人々は何でも叫べばいいと考えている。私の反応は何の解決にもならない、それも理解している。アヤックスの選手として模範となるべき役割を担っているのに、間違っていた」
記事によれば、ベルハイスが怒りを露わにしたのは「人種差別的な言葉を頭に投げつけられたとされるチームメイトのブライアン・ブロビーのため」とも報じられているが、詳細は明かされていない。バーグハウスは対戦相手となったトゥウェンテにも在籍経験がある。そうした背景も、今回の騒動に関係しているのだろうか。