「チームの競争につながる」 今季初先発の川崎FW小林悠、柏戦の殊勲弾に込めた思いは?

柏戦で先制ゴールを決めた小林悠【写真:徳原隆元】
柏戦で先制ゴールを決めた小林悠【写真:徳原隆元】

前半21分に先制ゴールをマーク

 リーグ戦2連敗で、J1第15節柏レイソル戦を迎えた川崎フロンターレ。この試合で今季リーグ戦初先発を飾ったFW小林悠は、「気持ちはかなり入っていましたし、みんなピッチに入る前からすごくいい声が出ていました。本当にサッカーは気持ちだなと感じるような試合でした」と、試合を振り返った。

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 そして、「前半から本当にアグレッシブに前からプレッシャーをかけられましたし、試合を通して前から行って、蹴らせて、マイボールにしてという形でできたので。すごくいい守備から、いい攻撃にできたなと思います」と、言葉を続けた。

 その戦いぶりを最前線から引っ張っていたのが、ほかならぬ小林だ。前半21分にはスローインを受けた相手にプレッシャーをかけてボールを奪い、自らゴールを決めた。

「スタメンを見ても、年齢層が高いなと思いながら試合に入った」という小林は、「それはオニさん(鬼木達監督)のメッセージというか、作り上げてきた選手たちでしっかり結果を残すこと、それがチームの競争につながると思って、このメンバーにしたと思う。試合が終わってからも『来週、このスタメンとは限らないから、競争していこう』と言っていたので、これがいい競争を生むきっかけになればいいし、若い選手たちが僕たちのプレーを見て『もっともっとやらなきゃ』という気持ちになってくれれば、競争力は高まってくると思うので、その意味でも価値がある勝利だと思う」と、2-0の勝利がもたらす影響への期待感を口にした。

 この試合には、昨季限りでカタール1部アル・ラーヤンへ移籍した日本代表DF谷口彰悟や元日本代表MF中村憲剛氏、DF武岡優斗氏、DF田中裕介氏、元北朝鮮代表FW鄭大世氏といったクラブのOBが多く集まっていた。「試合前、ロッカールームに戻る時に、(谷口)彰悟を含めたOBとハイタッチをして、ちょっとパワーをもらった。勝つところを見せたいなと思いますし、そういうお世話になった先輩たちのパワーを感じました」と、等々力に集まったOBの力添えにも言及していた。

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