91億円は「法外な値段」 久保建英、“レアル復帰”の可能性は「除外された」とスペイン紙報道
今季ソシエダでリーグ戦9ゴールを記録
スペイン1部レアル・マドリードのスペイン代表FWマルコ・アセンシオは契約満了をもって今夏の退団が濃厚となっている。クラブは代役を探しているが、スペイン紙「AS」はその候補としてイタリア1部ACミランに期限付き移籍中のスペイン代表MFブライミ・ディアスと、レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英の名前を挙げている。
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マジョルカの下部組織で育ったアセンシオは、2014年にマジョルカからレアルへ移籍。レンタル移籍での武者修行期間を経てレアルのトップチームに定着し、7シーズンにわたって活躍してきた。層の厚い攻撃陣なかで絶対的なレギュラーの立場ではなかったが、貴重なレフティーのアタッカーとして重宝されていた。これまで契約延長に向けた交渉が行われてきたが、出場機会を求めてフリーでの退団が噂されている。
「AS」紙によれば、レアルはミランへレンタル中のディアスをアセンシオの代役として考えているという。ディアスは20年から3シーズンにわたってミランへ期限付き移籍していたが、このタイミングでチームへ呼び戻されることになるようだ。
また記事では、ディアスのほかにアセンシオの代わりとなりうる候補として久保の存在を挙げている。しかし、久保はすでに100%レアル・ソシエダの選手であり、レアルは買い取りオプションを保有していない。レアル・ソシエダが久保を売却した際にキャピタルゲインの50%を受け取ることができる権利はあるが、改めて獲得するためには契約解除条項6000万ユーロ(約91億円)を支払う必要がある。レアルにとって、これは「法外な値段」となるため、久保復帰の可能性は「除外された」という。
今季ラ・リーガで9得点を挙げるなど評価が右肩上がりの久保にはレアル復帰の噂が再燃していたが、ドイツ1部ボルシア・ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガムなどビッグネーム獲得が優先事項となっているなかで金銭面の問題がどうしてもネックとなるだけに少なくとも今夏の実現の可能性は限りなく低いと言えるだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)