大迫2発、清武の1G2Aで日本がオマーンに4-0快勝! 小林は待望のA代表初ゴール
“仮想サウジ”を相手に快勝 6人の交代枠を使い切りテストに徹する
日本代表は11日の国際親善試合オマーン戦で、ハリルジャパン初先発となったケルンFW大迫勇也の鮮やかな先制ヘディングシュートなどで前半に2点を奪うと、後半にはMF清武弘嗣がPKを決め、終了間際にはMF小林祐希がA代表初ゴールで追加点。4-0の勝利を収めた。
15日のワールドカップ・アジア最終予選で対戦する仮想サウジアラビアとして、バヒド・ハリルホジッチ監督がリクエストしたオマーン戦。5バックで守備に人数を割くオマーンに対して、日本がボールを保持して攻撃の糸口を探す展開になった。
スペースを与えないオマーンに対して、日本は序盤シュートまで至る攻撃を組み立てられなかった。前半17分にMF清武弘嗣の右コーナーキックをDF酒井宏樹がヘディングで狙ったのが初シュート。同19分にはFW本田圭佑の右足クロスをFW大迫勇也が頭で合わせてゴールに押し込んだが、惜しくもオフサイドの判定となった。
ハリル監督は前半20分過ぎに、相手が負傷したタイミングでMF永木亮太、MF山口蛍、清武の中盤3人を呼び、激しいジェスチャーを交えて指示を与えた。その時間帯から日本は攻勢を強める。直後の同25分には左サイドからFW齋藤学が持ち前のドリブル突破からクロスを供給し、本田が立て続けにボレーを放ったが、いずれも相手DFに阻まれた。続く同28分には本田のラストパスに反応した齋藤と、セカンドボールを相手から奪い取った大迫にチャンスが訪れたが、ゴールとはならなかった。
先制ゴールが生まれたのは同32分だった。左サイドから清武が右足で入れたアーリークロスに対し、本田と相手DFが競り合う前に入り込んだのは大迫だった。体を投げ出しながら頭で押し込んだ。大迫にとって、2013年までプレーした古巣・鹿島アントラーズの本拠地カシマスタジアムで、代表定着に大きなアピールとなる先制ゴールを決めた。
さらに大迫は同41分、ペナルティーエリア内で清武の縦パスを受けると鮮やかなターンで相手DFをかわし、右足で冷静にゴール左へ蹴り込み2点目。大迫の2得点と清武の2アシストの活躍で、日本はリードを広げて前半を折り返した。