退任のPSV監督、沈黙破り声明を発表「誇らしく思っている」 「クラブ内のサポート不足」が決断の理由
通算51試合で33勝のわずか8敗
オランダ1部PSVは、5月24日にルート・ファン・ニステルローイ監督の退任を発表した。リーグ戦最終節のAZ戦を控えているなかで、元オランダ代表FWは「クラブ内のサポート不足」を表明して、即時の退任を決断したという。その後、沈黙を保ってきたが自身のインスタグラムを通じてコメントを発表している。
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現役時代にイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドやスペイン1部レアル・マドリードでも活躍をしたファン・ニステルローイ氏は、PSVの下部組織で指導者としてのキャリアをスタートさせ、2022年3月にトップチームの監督に就任した。ファン・ニステルローイ氏の率いたPSVは、通算51試合で33勝し、わずか8試合しか負けていないことに加え、ゴール数も126という数字を残していた。
インスタグラムを通じての発信からは、苦々しい思いや不満は一切感じられなかった。ファン・ニステルローイ氏は「PSVでの10年間、なんて素晴らしい期間だったことか。アカデミーに所属するユース年代の選手たちと仕事をして、彼らの成長を手助けし、PSVの上のカテゴリーや他クラブへ選手を送り出すことができた。数えきれない選手たちがプロの世界に旅立ったことを誇らしく思って見ているよ」と、綴った。
さらに「この5年間、私はアシスタントコーチ、ストライカーのコーチとして、経験を積み、その期間にライセンスを取得した。その後、U-19の監督を3年間務め、ヨングPSVを1年率いた。そして最終的には、PSVのトップチームの監督にもなることができて、偉大なサポーターとともに、この素晴らしいクラブでタイトルを目指しました。私たちがプレーした、すべての場所でのゆるぎないサポートに感謝します! PSVは常に私の心のなかにあり、クラブとチームを常に応援しています」と、声明を発表している。
今後の去就は不透明だが、英紙「メトロ」は、「オランダ人は、レアル、トッテナム、セルティック、インテル・マイアミと複数のクラブにリンクされている」と、監督として引く手あまたな状態にあると伝えている。
(FOOTBALL ZONE編集部)