脇の下でハンドの反則? J1広島×湘南、PK判定にSNS反響「印象悪いのは間違いない」「珍しめなプレー」
湘南DF杉岡が手を挙げた脇辺りにボールが当たる
湘南ベルマーレは5月27日、J1リーグ第15節でサンフレッチェ広島と対戦し、0-1で敗れた。前半にDF舘幸希が一発レッドカードで退場になる苦しい展開で、後半のペナルティーキック(PK)で失点。このPKにつながったDF杉岡大暉のハンド判定にはさまざまな意見が出ている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
攻守の入れ替えが激しい試合で、前半13分だった。ルーズボールに対し舘が広島FWナッシム・ベン・カリファへスライディングタックル。先にボールに触ったベン・カリファの右足に、舘の右足が接触する。松尾一主審は一発レッドカードを提示し、湘南は残り時間を1人少ない状況で戦うことになる。
それでも0-0の無失点で抑えていた後半34分、湘南に最大のピンチが訪れてしまう。広島FWドウグラス・ヴィエイラのペナルティーエリア内での落としを、MF松本泰志がダイレクトでシュート。ブロックに前に入った杉岡の右脇辺りにボールが当たると、松尾主審は笛を吹きPKスポットを差す。杉岡にはイエローカードが提示されている。
この判定に杉岡は抗議したが、判定は覆らず。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入もあったが、主審の判定を支持している。
ハンドの反則は競技規則上、「腕の上限は、脇の下の最も奥の位置までのところとする。競技者の手や腕にボールが触れることのすべてが、反則にはならない」と定義。今回の杉岡は大きく手を挙げたうえで、右脇の微妙な位置にボールが接触している。
この判定にはSNS上で「VARで見てもハンドなん?」「手を上げすぎてて印象悪いのは間違いない」「これは理解できる」「珍しめなプレー」「あとは主観」とさまざまな意見が展開された。
このPKをドウグラス・ヴィエイラがしっかり決めて広島が勝利。ハンドの判定は、ヴィッセル神戸対FC東京(3-2)でも2回発生。どちらもFC東京の得点につながっている。