イニエスタは“日本満喫”、一家での充実ライフに母国注目 「心地良い生活を送った」

神戸退団会見に臨んだイニエスタと家族【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
神戸退団会見に臨んだイニエスタと家族【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

今夏限りで神戸退団を発表、母国メディアが日本での生活ぶりに脚光

 J1ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは5月25日、今夏限りで退団することを発表した。2018年に来日後、ピッチ内外で多大な影響力をもたらしてきた世界的名手の去就に関する一報は世界中を駆け巡ったなか、スペインメディアは日本で過ごした一家の生活に注目している。

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 39歳のイニエスタは、スペインの名門FCバルセロナで16シーズンプレーしたのち、2018年に神戸へ完全移籍で加入。卓越したテクニックと戦術眼で攻撃を司り、クラブ初タイトルとなった19年度の天皇杯優勝などに貢献した。2021年5月に神戸との契約延長に合意し、2023年までの2年契約を締結していた。

 今後の去就動向が注目されていたなかで、イニエスタは今シーズンの出番減少を理由に今夏での退団を決断。25日に神戸市内で会見を開き、「ずっと自分はここで引退する姿を想像してきた」と思いを明かしつつ、出場機会が減っている事実に触れ「ここを去るのがベストな決断だとクラブとの話し合いで決めた」と涙ながらに語った。

 日本では妻、子供との一家で過ごし、SNS上などでは各地の観光名所を訪れる姿も発信されてきた。母国メディア「ASIA northeast」のインタビュー上では「日本はとても居心地がよく、私や家族を受け入れてくれる国」と語るなど、日本への愛着心を示したことでも知られている。

 そんなイニエスタの日本生活にスペインメディア「pronto.es」が脚光。家族で旅行を満喫する様子や神戸での普段の私生活に注目し「夫婦で住んでいるのは街と湾を見下ろす壮大なフラットで、SNSでも紹介された。仕事で出張がない時は家で子供たちと過ごすのが大好き」と、ピッチ外でも充実していた事実を伝えた。

 2021年5月、神戸との2年契約延長に合意した際の記者会見では、「この場所が自分たちにとって第二の故郷になった」と語っていたイニエスタ。苦渋の決断の末、今夏限りで日本に別れを告げることになったなか、記事では「夫妻は日本に定住し快適で心地良い家庭生活を送った」と来日後、愛着心が芽生えた姿に注目していた。

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