U-20日本、コロンビアに1-2逆転負け 松木は痛恨のPK失敗…第3戦イスラエル戦でGL突破目指す
勝てばGL突破が決まる一戦で前半に先制するも後半に2失点
世界的に若手の登竜門として知られるU-20ワールドカップ(W杯)で、U-20日本代表は現地時間5月24日にグループリーグ第2戦コロンビア戦に臨み、前半にセットプレーから先制するも後半の2失点で1-2の逆転負けを喫した。
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日本は初戦セネガル戦(1-0)から中2日のゲームに、スタメンを10人継続。そのゲームのハーフタイム明けと同じメンバーをピッチに並べた。コロンビアもイスラエルを相手に2-1で初戦を飾り、第2戦でイスラエルとセネガルが引き分けたことから、勝利したチームは決勝トーナメント進出を決める一戦になった。
個々の技術に優れるコロンビアを相手にした日本は、打開できそうな局面を阻まれる場面もありなかなか相手のゴール前まで入り込むことができなかった。守備陣もそうした攻撃陣を相手に手を焼き、前半28分にはペナルティーエリア内にまで切り込まれてMFヤセル・アスプリージャにシュートを許すも、DFチェイス・アンリが体に当ててシュートを枠外に弾いた。
そして直後の前半30分、ペナルティーエリア内にまで切り込んで放ったMF北野颯太のシュートでコーナーキックを獲得。すると、MF福井太智のショートコーナーから北野とリターンでパス交換してMF山根陸へ。山根のシュートはジャストミートしなかったが、それが相手GKのタイミングも外してゴールに吸い込まれた。初戦から唯一のスタメン変更でピッチに立った山根が貴重な1点を日本にもたらした。
このまま1-0で前半を終了した試合はハーフタイム明けにコロンビアが2枚替え、日本もDF高橋仁胡からDF松田隼風への交代を行った。 立ち上がりから苦しい時間が続いた日本は後半8分、右サイドから切り崩されると中央へのラストパスをアスプリージャに蹴り込まれて1-1の同点に追いつかれてしまった。さらに後半14分、再び日本の右サイドから切り崩されるとゴール前のこぼれ球を後半から出場のFWトマス・アンヘルに蹴り込まれ、1-2と逆転を許した。
後半20分過ぎに日本は2枚替えでMF永長鷹虎とFW坂本一彩をピッチに送り込んだ。なかなか決定機を作れなかった日本だが後半35分過ぎ、コーナーキックをニアサイドでMF松木玖生が合わせようとした背後で、相手選手にハンドがあったとしてビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)からの進言でオンフィールドレビューが実施。その結果、ハンドの反則でPKが与えられた。しかし、松木が力強く狙ったシュートはクロスバーを直撃して跳ね返り、痛恨の失敗。
このまま日本は1-2で敗れて通算成績は1勝1敗。第3戦のイスラエル戦で決勝トーナメント進出を懸けたゲームに臨む。