攻守両面の“セットプレーの弱さ”を嘆くハリル監督 FKからの得点アップで「25~30%勝利が増える」

W杯アジア最終予選での全4失点はすべてセットプレー 「簡単に防げたはずだ」

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選において「セットプレーからノーゴール」というチームの苦しい現状を一刀両断。特にFKからの得点力が上がれば「25%から30%勝利が増える」との考えを示し、早急な改善を行うことを明かしている。

 11日のオマーン戦(カシマスタジアム)の前日記者会見に出席したハリル監督は、15日のワールドカップ(W杯)アジア最終予選サウジアラビア戦に向けた狙いを口にした。

 「今のところ、効果的になっているオーガナイズを見せているつもりだ。いろいろなディスカッションや分析を通して、いろいろなことが伸ばせるという話もしている。よくディテールが違いを生むと言うが、公式戦ではまだ展開による(流れのなかからの)失点をしていない。これは素晴らしいことだ。チームは素晴らしくオーガナイズされていると思う。

 よく言いますが、4失点はセットプレーであり、簡単に防げたはずだ。オーストラリア戦でも、2回のFKが少し難しかった。そこに注意してくれとも伝えている。相手はファウルを誘ってくるので、その罠に引っかからないようにしたい。我々が少しのミスをして、きつい状況を生んでいる。集中とハードワークを要求している」

 流れのなかから失点をしないDF陣だが、逆にセットプレーでの脆さは浮き彫りとなっている。一方、攻撃面でもセットプレーがハリルジャパンにとって大きな課題となっている。

 

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