ミラン6戦ぶり勝利へ、背番号10への期待高まる 伊紙「ウディネーゼ戦は本田に信頼を置く」
本田は30日のウディネーゼ戦で6戦ぶりのゴールなるか
ACミランのフィリッポ・インザーギ監督が30日のウディネーゼ戦で6試合ぶりの勝利を目指し、日本代表FW本田圭佑を2試合ぶりに先発起用すると地元メディアが伝えた。29日付のイタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が「ウディネーゼ戦は本田に信頼を置く」と報じている。
今季1トップを務めるストライカーがゴールを量産できていないミランだが、記事ではチームが近年稀に見る得点力を誇っていると指摘。FWフェルナンド・トーレスは1得点、控えのジャンパウロ・パッツィーニは出場時間が短く無得点にも関わらず、今季チームはリーグ戦12試合で21得点。この数字はスクデット(リーグ優勝)を達成した2010-11シーズンと同じ数字で、06‐07シーズンからの9シーズンで12節終了時点で今季を上回ったのは11‐12シーズンだけだという。
コリエレ紙は、攻撃陣の歯車を加速させるのは開幕直後の3トップだと指摘。「トーレスとパッツィーニはウディネーゼ戦でスタメンになれるか競争している。ここでポジションを横取りして勝利する3人目はフランス人のメネズでなければならない。またベンチスタートとした本田に信頼を置く」と伝えている。
日本代表のホンジュラス戦、オーストラリア戦を戦った本田は前節のインテル戦で先発落ち。途中から出場も得点に絡めず、チームは1-1のドローに終わった。
その一戦を経て、再びインザーギ監督から信頼を寄せられるとされている背番号10。ミラン3トップの現時点での理想形は本田、メネズ、エルシャラウィとも分析されている。本田はウディネーゼ戦で6試合ぶりのゴールをねじ込み、指揮官の期待に応えることができるか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images