「もはや誰も疑っていない」 ソシエダ久保、シーズン当初の懐疑論一蹴にスペイン紙注目
アルメリア戦で今季9ゴール目を記録
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間5月23日に行われたラ・リーガ第36節アルメリア戦で前半アディショナルタイムに決勝点を挙げ、チームを1-0の勝利に導いた。スペイン紙は、「もはや誰も久保を疑っていない」と信頼度の高さを評価している。
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ソシエダは前半20分に元スペイン代表MFダビド・シルバが交代するアクシデントがあったなか、同アディショナルタイムに久保がチームを救う。
右サイドでボールを受けると、ペナルティーエリア内で対峙したアルメリアDFサムエル・コスタをかわして中に切れ込み、左足を一閃。ファーサイドへ鋭いシュートを突き刺し、この試合両チームで唯一となるゴールを決めた。
久保はこれで今季33試合に出場して9ゴール目。過去3シーズンは94試合で6ゴールだったが、2試合を残してすでにそれよりも3ゴール多く挙げていることになる。
スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「久保を疑ったのは誰?」と見出しを打ち、加入当初から信頼度の高さが格段に増したことに着目している。
「昨夏に契約した際、一切の疑いを持たなかった人は手を挙げてほしい。きっと多くの人は手を挙げられないはずだ。それまで所属していたチームであまり目立たず、(外から見てなんの根拠もなく)レアル・ソシエダには似つかわしくない変則的な選手に見えた。しかし、言うまでもなく、完全に間違っていた。今のレアル・ソシエダには選手の能力を向上させる何かがある。ただ、明確なのは、もはや誰も久保を疑っていないということだ」
久保が、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を得られる4位以内キープに貢献してきたのは紛れもない事実。スペインメディアもその貢献度の高さを認めていた。