「迷いがなくなった」岡崎に漂う充実感 レスターでつかんだ完全復活への確信

10月の代表戦後にレスターで定位置奪還

 その言葉通り、岡崎は今季の序盤戦で所属のレスターでもスタメンから外れる機会が増えた。コメントでも触れている10月6日のロシア・ワールドカップ(W杯)最終予選イラク戦(2-1)には先発したものの、得点には絡めず途中交代となった。続く11日のオーストラリア戦(1-1)ではFW本田圭佑(ACミラン)にポジションを譲り、出場機会はなかった。代表とクラブの双方で似たような境遇に置かれたことが、事態を冷静に捉える好機となったようだ。

「レスターでもチーム状況としては似たような状況というか、うまくいっていない時に自分がチームを助けられるような役割っていうのが、シュートの精度だったりを意識して、練習でもトライしているし、そこが結局大事になってくる」

 岡崎は限られた出場機会のなかでも、チームへ貢献する方法を考え抜いていたようだ。

 そして、レスターではハードワークを継続することでレギュラーの座を奪い返した。リーグ戦初ゴールも決めるなど、10月の後半から3試合連続スタメン出場中と調子を上げている。「なんかいろいろ迷いがなくなったりして、今すごくいい状態でサッカーができている」と手応えを掴んだ岡崎の視界を遮る障害は消え去り、試合に100%集中して臨めているという。

 

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