サウサンプトン戦のアシストシーンに韓国メディア熱視線

　イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、現地時間5月21日のプレミアリーグ第37節サウサンプトン戦（3-1）で先発出場。今季リーグ戦5アシスト目をマークし勝利に貢献したなか、韓国メディアは「モドリッチを連想させる絶妙なパス」と、チーム2点目をお膳立てした場面に注目している。

　主戦場の左サイドでピッチに立った三笘は前半7分、左サイドでこぼれ球を拾った流れから決定機を迎えたが、右足で狙ったシュートは惜しくも枠外へ。さらに同21にも、ハイプレスからのボール奪取でGKと1対1のビッグチャンスを迎える。ここで冷静にシュートを放つもボールをゴール左ポストに当ててしまい絶好機を逸した。

　それでも1-0とリードして迎えた同40分、自陣の左サイドでパスをカットした三笘が躍動。対峙したMFロメオ・ラビアを振り払いそのまま縦へドリブルで進むと、アタッキングサード付近から右足のアウトサイドでクロスを入れ、FWエバン・ファーガソンの追加点をお膳立てした。

　およそ40メートルを駆け抜けたドリブル突破だけでなく、ファーガソンの足もとへピタリと届けた高精度パスも、まさに一級品。今季プレミアリーグで幾度となくチャンスを導いてきた自慢のテクニックを光らせたなか、このシーンに韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スターニュース」が熱視線を注いでいる。

「三笘の『40m暴風ドリブル→モドリッチパス』非常に優秀なアシスト」と見出しが打たれた記事では「約40メートルを暴風ドリブルしたのち、アウトフロントキックでクロスを上げた」と伝えつつ、ラストパスに関しては「ルカ・モドリッチを連想させる絶妙なパス」と、スペイン1部レアル・マドリードに所属する名手を引き合いに驚きを持って報じられている。

　直近の公式戦では得点に関与できない試合が続いたものの、今季ホーム最終戦（24日のマンチェスター・シティ戦は延期分のため）でファンを唸らせた三笘。英識者選出のプレミア週間ベスト11入りも果たすなど、改めて戦力的価値の大きさを知らしめた。