「欧州なら100%退場」 名古屋×広島、DOGSO該当かよりも主審へのリアクションに問題?
「Jリーグジャッジリプレイ」で鄭大世氏、大久保嘉人氏、家本政明氏が見解
スポーツチャンネル「DAZN」の判定検証番組「Jリーグジャッジリプレイ」で、5月20日に行われたJ1リーグ第14節、名古屋グランパスとサンフレッチェ広島の試合が取り上げられた。ここでは、名古屋DF中谷進之介のファウルがDOGSO(通称ドグソ/Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunity/決定的な得点機会の阻止)に該当するかが議論になった。
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前半35分に広島はロングフィードにFWドウグラス・ヴィエイラが抜け出しかかったところ、中谷がユニフォームを引っ張って止めた。小屋幸栄主審はイエローカードを提示したが、ヴィエイラはレッドカードではないかという抗議を行っていた。
川崎フロンターレなどでプレーした元北朝鮮代表FW鄭大世氏は、「明らかにカバーリングが間に合っている。本人としては決める自信があったと思うけど、客観的に見た場合は角度的にもカバーリングも、DOGSOにあたらない」と見解を述べた。また、同じくゲスト出演した元日本代表FW大久保嘉人氏は「これはないですね。ドウグラス・ヴィエイラ選手はたぶんシュートまで行けないし、ボールが抜けた瞬間に中を見ているから、行けないと分かったんだと思う。レッドカードは間違いなくないですね」と話した。
元国際審判員・プロフェッショナルレフェリーの家本政明氏は、「これは(DOGSOでは)ないですね。主審も副審も冷静に見極めたと思います」としたうえで「気になったのは、そのあとにレフェリーにアタックに行くこと。僕が知る限り、ヨーロッパなら100%退場です。反応の気持ちは分かるんですけど、子供たちに真似してほしくない行為の1つだと思う。我慢してほしかったし。レフェリーは毅然と少なくともイエローカードで収めてほしかった」と、判定後のヴィエイラのリアクションについて触れていた。