ハリル監督が“凡ミス”告白 疲労回復のための氷風呂で体調を崩す選手が発生
「今は本当に難しい時期」と嘆く
「その目的は間違ってはいけない。もちろん明日も勝つためにプレーするが、目的は次のサウジアラビア戦。本当に簡単ではないし、全員が必要。フィジカルもメンタルもトップの状態になっておかなくてはいけない。勝つために。今シーズン最後の試合でもありますし、この時期は困難なことがあるが、前回の合宿も全員が高い状態になかったのが問題だった。そのために2、3人多く合宿に呼んでいる」
前回の代表合宿でもコンディション不良の選手が多かったと指摘。そもそも現在の代表チームでは、ACミランFW本田圭佑、ドルトムントMF香川真司、長友、セビージャMF清武弘嗣、サウサンプトン吉田麻也ら主力は、今季の各クラブでベンチ要員かカップ戦要員と思うように出場機会を手にできていない。多くの選手が試合勘に問題を抱える状況で、氷風呂による体調不良者も出てしまった。
「若い選手にも雰囲気を感じてほしい。いつも、問題は少しある。今の時期は本当に難しい時期なんだという感じですね。9月、10月、11月というのはグループが本当に難しい状況を抱えていると改めて感じる。ただ、気持ちも頭も下げる必要はない。選手には本当に強い気持ちを持って、今年最後の試合に臨もうと伝えるつもりです」
苦しいチーム状況を前に、指揮官も最後には精神論をぶち上げて選手に奮起を促していた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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