三笘薫は「誰よりも優秀」 ブライトンGK絶賛、ドリブル“以外”に魅力実感「最も優れた点」
イングランド人GKスティールが三笘に言及、人間性に高評価
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、今季ブライトンの攻撃を牽引し、ここまで公式戦39試合に出場し10得点7アシストをマーク。そんな日本人アタッカーを同僚GKが「今まで見た誰よりも一生懸命働いている」と絶賛し、犠牲心を厭わない姿勢を評価している。
三笘は昨季、ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへレンタル移籍し、公式戦29試合に出場して8得点4アシストと結果を残して、ブライトンへ帰還。今季はプレミアリーグ初挑戦となったなか、世界最高峰と言われる舞台で堂々たるパフォーマンスを見せ、ブライトンの主力へ上り詰めた。
直近のサウサンプトン戦(3-1)では、鋭いドリブル突破からの絶妙パスでチーム2点目をアシストするなど存在感を示してきたなか、同僚のイングランド人GKジェイソン・スティールが日本人アタッカーを絶賛。現地メディア「sussex express」上のインタビューで印象を語っている。
「選手として、信じられない。しかし、それ以上に重要なのは、1人の人間として、もっと信じられないということだ。彼は人間として本当に信じられない。彼に会うと、1日が明るくなる。私が今まで見てきた中で誰よりも一生懸命働いている。それくらい優秀なんだ。毎週、毎週、彼がチームを支えている姿を見ることができるよ」
三笘と言えば、敵を翻弄するドリブル突破や高精度パスなど、テクニカルなプレーに対する評価が集まるが、スティールはそれとは違った魅力を実感しているようだ。インタビュー内で「このウインガーの最大の特徴は何か」と尋ねられると、独自の見解を明らかにした。
「皆さんは彼のドリブルが重要だと思っているでしょうが、僕が評価したいのは、チームのために働き、チームのために自分のパフォーマンスを犠牲にしようとする意志だ。それが、彼の最も優れた点。ゴールが必要な時は、得点もアシストもする。しかし、彼はチームのために自分を犠牲にすることを厭わない、それが最も重要なことだ」
今季ブライトンで存在感を高めた三笘へ惜しみない賛辞を送ったスティール。今季リーグ中盤戦からゴールマウスを守ってきたイングランド人守護神の言葉からは、絶大な信頼を置かれている事実が浮き彫りになった。