日本の主審も初実施! U-20W杯、“VAR介入→判定アナウンス”の試みにファン注目「Jリーグでも取り入れてほしい」
大会に派遣されている荒木主審も現地でアナウンスを実施
アルゼンチンで開催されているU-20ワールドカップ(W杯)で、U-20日本代表はグループリーグ初戦の同セネガル代表戦を1-0で勝利した。今大会では、主審がマイクを通し判定を説明する試みを実施。日本戦でもその様子が捉えられるなど、話題を呼んでいる。
初戦でアフリカ予選を6戦全勝で勝ち上がってきたセネガルと対戦した日本は、前半15分にFW松木玖生(FC東京)の豪快なミドル弾で先制。その後、何度もゴールを脅かされた日本だったが、何とかこの1点を守り切り大きな1勝を手にしている。
今大会では国際サッカー連盟(FIFA)の新たな試みで、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)により判定が修正された際にレフェリーがマイクを通した簡易的な説明を実施。日本戦でも前半21分のシーンでその光景が映し出された。
サイドからゴール前に入ってきたボールを混戦の中でつながれてFWサンバ・ディアロにネットを揺らされた場面で、VARが介入。オフサイドチェックによりゴールは取り消しになったなか、レフェリーが「セネガルの9番(FWスレイマン・ファイ)がオフサイドの反則に該当した」と、マイクを通してアナウンスした。
また今大会には、日本から主審として荒木友輔氏、副審として三原純氏と聳城巧氏が派遣されている。3人はグループD第1節のナイジェリア対ドミニカ共和国戦(2-1)を担当。荒木レフェリーも、前半20分、前半41分にVARの助言を受けるシーンがあり、判定の説明を全体へアナウンスしている。
こうしたシーンを受け、SNS上では「やはり新鮮」「これをやれば審判への風当たりも少しは和らぐのでは」「個人的に賛成」「Jリーグでも取り入れてほしい」「荒木さんのデシジョンペナルティー!」とポジティブな声が上がっていた。
判定を明瞭化する1つの手段として、ファン・サポーターからも注目を集めていたようだ。