「ゴールがまっすぐ見えたので打ち切ろうと」 決勝弾のU20松木玖生、強烈ミドルで1-0勝利に導く
初戦のセネガル戦1-0で勝利
アルゼンチン開催のU-20ワールドカップ(W杯)で、U-20日本代表は現地時間5月21日に大会初戦のU-20セネガル代表戦に臨んだ。主将のFW松木玖生は前半15分に鮮やかなミドルシュートで、1-0の決勝ゴールを挙げてチームを勝利に導いた。
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ドイツ名門バイエルン・ミュンヘンのセカンドチームに所属のMF福井太智、ドイツ名門シュツットガルトのセカンドチームに所属するDFチェイス・アンリや、スペイン名門バルセロナの下部組織所属のDF高橋仁胡、ドイツのボルシアMGでセカンドチームに所属するFW福田師王といった、この年代ですでに海外でプレーする選手たちも擁する代表チームになったが、青森山田高校から加入してのルーキーシーズンだった昨季にFC東京でレギュラーをつかんでいる松木が世代の中心としてキャプテンを務めている。
そしてセカンドトップで出場したゲームの前半15分、日本がセカンドボールの奪い合いに勝利すると福井が相手を引き付けながら松木に横パス。すると、ペナルティーエリア外から迷わずに左足を振り抜いた松木の鋭いミドルが突き刺さった。このゴールを松木は「普段から狙っているし、うまく横パスが来てゴールがまっすぐ見えたので打ち切ろうと思った。入って良かった」と振り返った。
後半は前半よりもセネガルに押し込まれる展開が続く中で最終ラインが奮闘した。後半の半ば過ぎには立て続けにペナルティーエリア内でシュートを許す苦しい時間帯も迎えたが、相手のシュートが枠外に飛ぶミスにも助けられた。なかなか前線にボールが収まらないことで相手の攻撃回数が増えてしまい、松木も「相手チームも前に出てくるチームで、耐えながら次の得点を狙いたかったところ、それはできなかったけど、大きな勝利になった」と話したように、このまま1-0で逃げ切った日本は大会初戦を勝利で飾った。
中2日の戦いが続く厳しいグループリーグは、2位以内あるいは3位の中で上位に入れば決勝トーナメントに進出できる。冨樫剛一監督が「玖生には次の試合もやってもらわないといけない」と信頼を置くキャプテンは、「中2日で試合があるのでしっかりコンディションを整えたい。一喜一憂せずに勝ち切ることを考えたい」と、充実感を見せつつも冷静なコメントを残した。日本は次戦で、同じく勝利で大会に入ったコロンビアと対戦する。