森重が明かしたハリル監督への直談判 サウジ戦に向けて守備面での意思統一に全力
「監督の意見を実践することが多かったけど…」
前節のオーストラリア戦(1-1)は、グループ最大のライバルとの敵地での一戦で、前半5分にFW原口元気が幸先良く先制点を奪ったこともあり、日本はラインを下げて自陣に引きこもる守備的な戦術を採用。ホームでのサウジ戦はハイプレスを仕掛けることが想定されるが、戦況や時間帯に応じた守備の使い分けが肝要だと森重は主張している。
「それは監督発信ではなく、選手から?」と質問された森重は、「それは監督と選手が話し合うべき。監督がやりたいことはもちろんあるけど、やっている選手の立場からもっとこうした方が良いという意見があれば、それを発信して(着地点を)見つける作業も必要。ミーティングでも監督の意見を聞くだけでなくて、その時にどう思ったかを話し合った。今までは聞いて実践することの割合が大きかったと思うので、プラスアルファ、自分たちがこうした方が良いというものがあれば、意見として監督と話し合うこともできると思う」と語った。
これまでの長時間のミーティングはハリル監督の独演会で終わることも多かったが、選手側からロシアW杯への道を切り開くための提案を指揮官に行ったという。全10試合の最終予選の折り返しとなるサウジとの大一番を前に、守備面での戦術のすり合わせが進んでいるようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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