森重が明かしたハリル監督への直談判 サウジ戦に向けて守備面での意思統一に全力

ミーティングで指揮官と選手が話し合う

 日本代表DF森重真人(FC東京)は、15日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア戦を控えて、バヒド・ハリルホジッチ監督の要求を実践する状態からの脱却を宣言。選手側から指揮官に、戦術面の提案を行い話し合ったことを明らかにした。

 9日に茨城県内で練習を行った森重は、11日のオマーン戦の先にある最終予選B組首位のサウジ戦を見据えていた。

「まずは無駄なファウルをしないことをより強調して、ミーティングでも話がありました。そういうシーンをいくつか(映像で)見ながら、こういう時はこうだったと、監督と選手が話し合う機会だった。(映像は)オーストラリア戦ですね」

 ハリル監督がメンバー発表記者会見でも強調していたセットプレーからの失点の多さを修正すべく、ミーティングで対策を練っていることを明らかにした森重だが、失点を抑えるには監督の要求を遂行するだけではなく、選手側の意見を反映させる必要性があることを明らかにした。

「引いて守る、どこまでどのポジションの選手が引くのかを考えなくてはいけない。サイドハーフがどこまでついていって、どのタイミングでサイドバックに受け渡すのか。ブロックを引いてとなると、奪ってから出て行くまでの距離も遠くなる。そうなれば必然的に体力も消費するし、相手のゴールまで遠い。もっと良い距離感やバランスを、ブロックを作るにしてもゴール前ではなく、ギリギリの駆け引きをして前に出るチャンスを窺うことをチームとしてやらなくてはいけないと思う」

 

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