海外メディアも久保建英の“Jデビュー”に注目 「日本のメッシがJリーグ最年少選手に」と特集
「僕にはまだ成長の余地が多い」という久保のコメントを紹介
U-16日本代表FW久保建英が、FC東京U-23の一員として、5日のJ3第28節AC長野パルセイロ戦(駒沢)に後半開始から登場し、15歳5カ月1日のJリーグ史上最年少出場記録を更新した。バルセロナの下部組織で育ち、次代の日本サッカー界を担うと期待を集める久保のJデビューを海外メディアも注目。英サッカー専門誌「フォーフォートゥ」のインドネシア版は「日本のリオネル・メッシがJリーグ最年少選手に」と特集している。
15歳5カ月1日でのJデビューとなった久保は、当時東京ヴェルディのFW森本貴幸(現川崎フロンターレ)が2004年3月13日のジュビロ磐田戦で打ち立てた最年少記録(15歳10カ月6日)を大きく塗り替えたことを特集では伝えている。
また「僕にはまだ成長の余地が多い」という久保のコメントを紹介。駒沢競技場には7653人の観衆が詰めかけ、Jリーグの村井満チェアマンの「久保はJ1でなるべく早くプレーしてもらいたい」という談話にも触れている。
バルサ下部組織出身の久保は今季からFC東京U-18に飛び級で昇格。中学3年生で参戦した8月のクラブユース選手権では、見事に得点王に輝いた。また、今秋のAFC U-16選手権では直接FKを含める4得点と結果を残し、来年インドで開催されるU-17ワールドカップ出場権の獲得にも貢献した。バルセロナが18歳未満の外国籍選手登録の規定違反でFIFAからペナルティーを受け、久保は帰国を余儀なくされたが、18歳でバルセロナ下部組織に復帰する話も浮上している。
ドイツ紙のサッカー界の神童5人に選出された「KUBO」の名前は、アジア諸国にも知れ渡っているようだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
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