三笘薫は「絶好のチャンスを無駄にした」 現地メディアが2度の決定機逸シーンに注目「ずさんなプレーで…」
「センセーショナルなアシストで挽回した」と2点目演出のシーンには高評価
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、プレミアリーグ第37節サウサンプトン戦(3-1)でスタメン出場。チーム2点目をアシストしたが、前半に逃した決定機逸脱に、現地メディアも注目している。
前半7分、前線へのフィードの跳ね返りを前線で三笘が拾う。キックフェイントから中へ切り込み、ペナルティーエリア内からフリーでシュートを放つもボールは惜しくも枠右に外れた。同21分には相手GKのパスをカットし1対1のビッグチャンスを迎えるが、軽く浮かせた三笘のシュートは左ポストに直撃し、ここでもネットを揺らすことができなかった。
それでもチームは前半29分にFWエバン・ファーガソンが強烈な一撃で先制する。そして同40分、三笘は左サイドで相手MFロメオ・ラビアを振り切りドリブルで加速。右足のアウトサイドで中央へ絶妙パスを送り、ファーガソンの2点目をお膳立てした。
試合はその後サウサンプトンに1点を返されるものの、後半24分にMFパスカル・グロスのミドル弾で突き放し3-1の勝利。三笘は相手DFへのイエローカード誘発を含め、後半44分に交代でピッチを退くまで存在感を発揮した。
英地元メディア「Sussex Express」は、「三笘薫は2度の絶好のチャンスを逃し、いくつかのずさんなプレーで一部のファンは落ち着きを失った」と得点のビッグチャンスを逃したシーンに言及。「ファーガソンの2点目をセンセーショナルなアシストで挽回した」とアシストシーンを評価したものの、「簡単そうに見えたフィニッシュを、なぜかネットを揺らすことができなかった」と疑問のコメントを記した。
また英メディア「The42.ie」は「初のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場に向けて大きく前進」と勝利を称えた一方、三笘が迎えた2回目の決定機について「ヤン・ベドナレクがつまずき、6ヤードのボックス内でミトマがフリーになった。ミトマに2度目のチャンスが訪れたが、この絶好のチャンスを無駄にしてポストに当たってしまった」と厳しい指摘をしている。
どちらも全体の評価として三笘へ一定の評価を与えていたものの、ビッグチャンスを2度逃したシーンには落胆の声を上げていた。