不気味なサウジアラビア代表 取材対応の2選手は“サブ組”、指揮官は口を開かず

沈黙のファン・マルバイク監督 練習後の取材も“情報統制ムード”

 ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本代表が15日に対戦するサウジアラビア代表は9日、都内でトレーニングに臨んだ。MFフセイン・アルモカハウィ(アル・アハリ)とMFアワド・ハミス(アル・ナスル)が取材に応じたが、1選手ごと2分以内と厳命。この日もベルト・ファン・マルバイク監督の取材対応はなく、徹底した情報統制ムードにある。

 この日の東京都内は木枯らし一号が吹き、日没後は非常に冷え込んだ。来日2日目となるサウジ代表にとっては、11月でも最高気温30度を超える現地とは一変した気候となったが、3勝1分と今予選で好調を維持するイレブンは笑顔。チームスタッフが日本の報道陣に対して、「ベリーコールド?」とコミュニケーションを取る余裕を見せた。

 しかし、手の内を見せるつもりはない。この日サウジ側が取材対象に指定したフセイン、アワドともに主軸ではない。それでも「日本に苦手意識があるわけではないですが、日本はビッグチームだと分かっている。でも我々は勝つために来ている。ぜひとも勝点3を取って帰ろうと思っている」(フセイン)、「しっかり戦って、トップでグループリーグを勝ち抜いていきたいと思う」(アワド)と鼻息は荒い。

 

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