G大阪サポーター連合の応援ボイコットに日本代表OBが見解 「つらい決断だったのではないか」
日本代表DF栗原勇蔵氏が横浜FM×G大阪での一幕に言及
ガンバ大阪は、5月20日に行われたJ1リーグ第14節横浜F・マリノス戦(0-2)の試合前、G大阪サポーター連合が公式ツイッター(@gambasupporter)で「本日の試合は試合前から90分を通して応援しないことを決定致しました」と異例の声明を発表した。元日本代表DF栗原勇蔵氏は、「サポーターもつらい決断だったのではないか」と見解を述べている。
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今季、ダニエル・ポヤトス体制のG大阪はいまだリーグ戦で1勝と厳しい状況だ。前節浦和レッズ戦で4連敗を喫し、迎えた20日の横浜FMとの試合前には、G大阪サポーター連合の公式ツイッターが「本日の試合は試合前から90分を通して応援しないことを決定致しました」と異例の声明も公表した。
賛否を呼んだSNS投稿後、ホームで行われた試合は前半37分に失点。1点を追いかけるなか、後半14分に相手DF松原健が2枚目の警告で退場となりG大阪が数的優位となる。しかし同34分に横浜FMに追加点を奪われ2-0の完敗。勝ち点を奪うことができなかった。
試合後にはスタンドのサポーターたちの前に選手が赴き、話し合いをする場面も。キャプテンマークを巻いた途中出場のFW宇佐美貴史は頷きながら、サポーターの声に耳を傾けていた。その後選手たちは、最後に最前列のサポーターとハイタッチとしてピッチをあとにしている。
現役時代、横浜FM一筋18年でプレーした栗原氏は、「上手くいかず、選手、サポーターともにフラストレーションが溜まる状況だったと思います。ここまでしなきゃいけないくらい悪い状況ということでの檄、と言えるのかなと。サポーターにとってつらい決断だったのではないでしょうか。選手も危機感が一層募ったはずです。F・マリノス戦は結果が出なかったですが、選手たちの気持ちは感じ取れたと思うので意味はあった気がします。これから、理想のサッカーと現実的なサッカーのどちらかを選んで行くかが重要になると思います」と見解を述べていた。