浦和がアウェーで0-0ドロー 前半ネットを揺らすもハンド取り消し…福岡の牙城を崩せず
浦和は上位を追いかける上で痛い引き分け
浦和レッズは5月20日にJ1第14節でアビスパ福岡とのアウェーゲームに臨み、決定機をGK西川周作の好セーブでしのぐも攻撃が噛み合わず0-0で引き分けた。
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浦和はここまでリーグ戦で全試合スタメンだったMF小泉佳穂が登録メンバーから外れ、MF安居海渡がトップ下に入った。また、復帰の可能性が示唆されていた主将のDF酒井宏樹もまた、このゲームを欠場した。そして、J1ホーム通算100勝に王手が掛かっている福岡は4-4-2システムでこのゲームに臨んだ。
前半は互いにある程度までボールを前進させることはできるものの、そこからペナルティーエリア内まで進出するような場面はほとんど作れなかった。そうした中で前半35分に浦和はFW興梠慎三がゴール前でボールを収めたところからラストパスを送り、安居が蹴り込んだ。しかし、山本雄大VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)からの進言でオンフィールドレビューが行われると、DF荻原拓也からのクロスを興梠がトラップしたところにハンドがあり、清水勇人レフェリーは得点を取り消した。そのため、試合は0-0でのハーフタイムになった。
後半に入ると福岡が立て続けに決定機を作った。後半18分には敵陣でボールを奪うと最後は至近距離からFW佐藤凌我がヘディングシュートを放ったが、GK西川周作がライン上でセーブしてゴールを守った。2分後にはセットプレーからFW山岸祐也がヘディングシュートがクロスバーを叩き、こぼれ球に詰めたDF小田逸稀のヘディングも枠外に飛んだ。
浦和は3枚替えで攻撃的な圧力を掛ける意図は見せたものの、ラストパスやコントロールがわずかに合わない場面が続いた。後半30分には細かくつないだところからMF大久保智明がペナルティーエリア内に入り込んでシュートを放つも、距離を詰めたGK村上昌謙が抑え込んだ。
ラスト10分を切って浦和のマチェイ・スコルジャ監督はDF岩波拓也の投入でDFマリウス・ホイブラーテンを高い位置に押し出しながらの攻勢を目論んだが、最後まで攻撃が噛み合い切らなかった。そのまま両者無得点で試合を終え、浦和は上位を追いかける上で痛い引き分け。福岡も節目の勝利はお預けとなった。