ランパート暫定監督、ハーランド獲得迫った過去を告白「彼に加入する気があったかは知る由もないが…」
前回のチェルシー監督時代に獲得へ動いていたことを明かす
イングランド1部マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、今シーズン公式戦49試合に出場して52得点を挙げている。一方、低迷しているチェルシーは、ここまでリーグ戦の総得点が、ハーランド1人と同じ36得点となっている。全公式戦では48得点とハーランド以下だ。フランク・ランパード監督は、かつてクラブがハーランドの獲得乗り出していたことを明かした。英紙「メトロ」が報じている。
これまでオーストリア、ドイツで驚異的な得点力を示してきたハーランドは、プレミアリーグでも力を発揮し続けている。そんなハーランドを擁するシティとの対戦を控えるチェルシーのランパード暫定監督は、前回指揮を執っていた2019年から2021年にノルウェー代表のストライカーを獲得しようとしていたという。
「彼のスタッツは素晴らしい。チェルシーの話(リーグ戦で同じ36得点しかできていないことは)が別の話だと理解している。私は以前、ここにいた時に彼の獲得を試みた。本気でここに連れてきたかったのだが、それは実現しなかった」と、歴史が変わっていたであろう移籍が実現しなかったことを明かした。
「当時の時点で、彼のレベルは明確だった。彼がザルツブルクにいた時にプレシーズンで彼と対戦したが、素晴らしかった。あのレベルの選手を見ることは大好きだし、あの人間性によって最高の選手になれることを証明している。彼はスペシャルであり、すぐに適応すると思った。あれだけレベルが高いからね。彼の代表での得点力、さらにオーストリアで重ねたゴールもあったから、良いチームに加入することは、彼の助けにもなると思っていた。それを期待していたし、彼をリスペクトしている。彼に加入する気があったかは知る由もないが、それが起こることを私は期待していた」
チェルシーに勝てばシティは優勝を決めることになるが、自身を高く評価しているランパード暫定監督の前で、ハーランドは再び得点能力の高さを示すことになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)