Honda FC、ジャイアントキリングならず… FC東京に先制も1-2で敗れ9年ぶり8強を逃す

“リオ五輪代表コンビ”に2ゴール許す

 第96回天皇杯は9日、4回戦の3試合が行われ、アマチュア勢で唯一勝ち上がってきたJFLのHonda FC(静岡)がJ1のFC東京と対戦し、互角の勝負を演じながら1-2で惜敗。Jリーグ勢3クラブを破る快進撃を見せてきたが、J1の壁は厚かった。

 J2のFC岐阜と松本山雅FC、J3のグルージャ盛岡とJリーグ勢を撃破してきたHonda FCの勢いは本物だった。前半18分、スルーパスに抜け出したFW久野純弥がゴールに流し込み、“アマチュア最強”と讃えられるHonda FCが先制に成功する。

 その後も何度も相手最終ラインを突破してFC東京ゴールに迫るも、追加点を奪えない。すると後半、J1のプライドに懸けて負けられないFC東京の反撃に遭い、同6分にMF中島翔哉、同35分にDF室屋成の“リオ五輪代表コンビ”にゴールを奪われ逆転を許してしまう。

 それでも諦めないHonda FCは、MF栗本広輝の直接FKが左ポストを直撃するなど際どいシーンも作ったが、一歩及ばず。2007年大会以来のベスト8進出はならなかった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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