Jリーグ30周年を記念してJリーグ歴代ベスト11を選出

　ヴィッセル神戸の元日本代表DF酒井高徳が、Jリーグ30周年を記念してJリーグ歴代ベストイレブンを独断と偏見で選出。その様子がクラブ公式YouTubeチャンネルで公開している。

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　酒井は「Jリーグで活躍した選手というよりは、その後世界へっていうほうが大事かなとすごく思う」という観点から選手をセレクト。守護神にはGK川島永嗣（ストラスブール）を指名し、「海外でGKとして活躍した第一人者」「圧倒的にシュートストップが違った」と称えた。

　最終ラインは4バックで、サイドバックに元日本代表DF内田篤人とDF長友佑都（FC東京）、センターバックには元日本代表DF田中マルクス闘莉王と日本代表DF冨安健洋（アーセナル）を選んだ。

「SBとしては、佑都くん、篤人くんは絶対でしょ。選べるんだったら30人くらい選びたいけど、一緒にやってきて、世界で活躍したということも考えて、現時点で最高のSBだと思う。佑都くんは縦に行ける、戻れる、対人能力。篤人くんは守備の賢さ、タイミング、タイミングよく上がっていって、最後のクロスの精度の正確性。2人がいたら安心だった」

　中盤の底には、「ボランチって言われて日本で思い出すのは、俺はヤットさんしかいない」との理由で、元日本代表MF遠藤保仁（ジュビロ磐田）に。MVPにも指名した遠藤に関して、「ゆっくり動いているようだけど、そこにいなきゃいけないところにしっかり立っている」と、その特徴に触れた。

　インサイドハーフ（酒井はシャドーと表現）には、元日本代表MF香川真司（セレッソ大阪）と元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ（ヴィッセル神戸）を選出。同僚として、その凄さを日々肌で感じているイニエスタについて、「30年の歴史があっても彼を超える人はいないでしょう。世界でベストイレブン入れてくださいって言われて、イニエスタ入れない人いないんじゃないですか？　ドリブルいけるし、パスいけるし、相手の嫌なところいけるし、守備の切り替えも早い。ラストパスなんてなんでそんなところ出せるのと思う。セオリーで動いちゃダメ。イニエスタに合わせて動かないと」と体験談を基に語った。

　3トップは左に日本代表MF三笘薫（ブライトン）、右に元日本代表MF本田圭佑、1トップはブラジル人FWマルキーニョスとなった。「今ウイングで三笘くん以外いないでしょ」と語り、長友との「組み合わせ」に対する指摘はなしと笑顔で牽制。本田については「内でもプレーできるし、外でもプレーできるし、味方も使える」と話し、マルキーニョスに対しては「守備めっちゃがんばるし、つえーし、うめーし、はえーし、全部持っていた。獣みたいだった」と脱帽している。

　ドイツで8シーズン戦った酒井らしい、興味深い内容となっている。