ミラン番記者が凋落の“10番”本田に移籍勧告 右ウイングの「二番手としての地位さえも危うい」
「もし自分が本田なら、1月に移籍する」
「難しいと思う。ミハイロビッチはスタメンで起用していたが、今季は難しい。二番手としての地位さえも危うい。誰も試合に出られない時にしか、本田は出られるチャンスがない」
右ウイングなどの二番手という選択肢ですらないと一刀両断し、故障者続出というピンチが訪れれば、ようやく左利きの10番に出番が回ってくると分析している。
そんな本田には今、来年1月の移籍話も浮上している。ミランは違約金を200万ユーロ(約2億3000万円)に設定したとの報道もあるが、パストレッラ記者は「もし自分が本田なら、1月に移籍すると思う。もう状況は決まっている。移籍市場のチャンスを見なければならない。お金の問題はないと思う。ミランは1月にもコストゼロで、出て行かせることもできると思う」と語った。2014年1月にCSKAモスクワから移籍金ゼロで獲得した経緯もあり、クラブ側が無料で本田を放出する可能性もあると主張している。
移籍金ゼロでも本田を放出する可能性が浮上している裏には、ある足かせが存在するという。
「本田は年俸が高い。ミランの中でも年俸は高い選手の一人、あまりプレーしていなくて、プレーした時には酷い。サッカーの世界では、サポーターに愛されていない選手はたくさんいる。ミランにはモントリーボがいる。彼はキャプテンだが、激しい批判の渦にいる。怪我をした時には、治らないようにとさえ中傷されていた。確かに本田は、厳しい批判にあっているが、モントリーボの存在がせめてもの慰めになる」