「契約解除条項が存在しない」 セルティック、古橋亨梧の去就で“有利”と英メディア報道
セルティックは最低34億円の移籍金を求める見込み
スコットランド1部セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧は、今シーズン公式戦通算30得点を挙げ、SPFA(スコットランドプロサッカー選手協会)年間最優秀選手賞に輝いた。欧州のビッグクラブからの関心が報じられるなか、セルティックにとって有利な状況にあると英メディア「Football Insider」が報じている。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!
2021年にJ1ヴィッセル神戸からセルティックに加入した古橋は、スコットランドの2シーズンで計50ゴールをマーク。2025年6月まで契約期間が残っているなか、ドイツ1部ブンデスリーガ、イングランド1部プレミアリーグ、イタリア1部セリエAのクラブからの関心が伝えられている。
セルティックは今夏に古橋の退団を認める場合、最低でも2000万ポンド(約34億円)を求めることが見込まれている。プレミアリーグのクリスタル・パレスは長期間にわたって、古橋に興味を示しているとされるが、複数年の契約を残すセルティックは優位なポジションにいるようだ。
記事では、「古橋亨梧とセルティックの契約には、契約解除条項が存在しない」と報じている。契約解除条項があれば、設定された移籍金を提示された場合、クラブは選手を引き留めることができない。だが、古橋との契約にはこの条項がないため、クラブが十分な金額ではないと判断した場合は、移籍を阻止することが可能になる。
古橋自身も地元メディアに対して「これ以上の幸せはない」と、セルティックの一員であることに対して不満がないことを明かし、可能な限り多くの試合をクラブとサポーターのために戦いたい意向を示している。
2シーズン連続での2冠に大きく貢献している古橋だが、残留するにせよ、移籍するにせよ、セルティックに残せるものは大きくなりそうだ。