アーセナル冨安、長期離脱も来季チーム残留を英予想 ユーティリティー性を評価「有用なスカッドプレーヤー」
各選手たちの去就を英地元紙が予想
イングランド1部アーセナルは今夏にスカッドの大刷新が予想されている。日本代表DF冨安健洋はユーティリティー性を買われて来季もチームに残ると地元メディアに予想されている。
プレミアリーグでマンチェスター・シティとの優勝争いを演じていたアーセナル。終盤戦の勝点取りこぼしによってタイトル獲得は厳しい状況だが、2016-17シーズン以来となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権は確保した。
欧州での戦いも見据えて今夏には大型補強が噂されている。そのためには一部選手の売却も必要になってくるため、現段階から選手たちの去就は注目を集めている。ドイツ1部レバークーゼンへの移籍が噂されるスイス代表MFグラニト・ジャカなどすでに今夏の退団が確実と見られている選手もいる。
そうしたなかで英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は各選手たちの去就を予想。残留が濃厚の選手は「KEEP」、退団必至の選手「SELL」などと評価されているなかで、膝の負傷で長期離脱中の日本代表DF冨安健洋の査定は「KEEP」となっている。「来季の開幕に間に合わないかもしれないが、バックラインならどこでもできる有用なスカッドプレーヤー」とそのユーティリティー性の高さはお墨付きだ。
冨安は今季、開幕前の負傷で出遅れ開幕から右サイドバックのポジションをイングランド代表DFベン・ホワイトに譲った。しかし、ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが負傷離脱した際には左サイドバックでスタメンに抜擢されるなど、定位置以外でのプレーでも信頼を高め、ミケル・アルテタ監督から重宝されている。まずは万全のコンディションを取り戻すことが先決だが、復帰すれば再びチームに欠かせない戦力となってくれるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)