U-20日本代表の招集メンバー外となった中井にも言及「成長度合いを知ることができない」

　U-20日本代表は、U-20ワールドカップ（W杯）に臨むメンバー20人が5月8日に発表した。MF松木玖生（FC東京）、FW福田師王(ボルシアMG)、DFチェイス・アンリ（シュツットガルト）らが順当に選出されたなか、メンバーに入らなかったMF中井卓大について海外メディアが言及している。

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　U-20 W杯では、グループCでセネガル、イスラエル、コロンビアと対戦する日本。冨樫剛一監督率いるチームにはアジア予選を兼ねたU-20アジアカップでチーム主将を務めた松木のほか、名立たるタレントが揃っており、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」も注目している。

　記事内では、松木を「この世代で最大のタレント」と絶賛し日本の注目選手として紹介。松木と同じFC東京に所属するFW熊田直紀や、ドイツの地で活躍する福田やチェイス・アンリにも触れた。

　一方、「グローボ・エスポルチ」は「ピピはどこにいるのか？」と今回選出外のスペイン名門レアル・マドリードのBチームに所属する中井の存在をピックアップ。「9歳からレアル・マドリードに在籍している中井は、2003年組の中では常に有望な天才と目されてきた」と輝かしい経歴を紹介しつつ、現状を伝えている。

「彼はアンダー代表への招集が少なく（2023年はゼロ）、レアル・マドリードのBチームでもほとんどプレーしていない（トップチームの練習に呼ばれることは多いが）ため、彼の成長度合いを知ることができないのが実情である」

　レアルは下部組織からトップチームへの昇格が難しいチームの1つ。Bチームまで順当に駆け上がってきた中井だったが、今シーズンの公式戦の出場時間は約5分と戦力として不透明な現状もある。19歳の若き才能のU-20W杯落選は、海外でも話題となっていたようだ。