プレミア最高の右SBが6年総額39億円でサイン アーセナルが21歳ベジェリンの慰留に成功
成果給を含めた週給約1300万円 エジル、サンチェスとの契約延長話も進行中
アーセナルがプレミア最高の右サイドバック(SB)と称される21歳のエクトル・ベジェリンと6年総額39億円という大型契約を結び直したと、イングランド地元紙「デイリー・メイル」が報じた。
バルセロナの下部組織で育ったベジェリンは、ワトフォードへの期限付き移籍から復帰した2014年シーズンに右SBのレギュラーとなった。アーセナル史上最速のスプリント力を武器にブレイクし、6月の欧州選手権フランス大会ではスペイン代表にも選出された。
元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドが「現在プレミア最高の右SB」と絶賛した逸材には、バルセロナとマンチェスター・シティが獲得に乗り出していたが、アーセナルは育て上げた人材流出に待ったをかけた。
記事によると、ベジェリンは成果給を含めた週給約10万ポンド(1300万円)の6年契約でサインしたという。これまでアーセナルはエミレーツ・スタジアム建設費用がクラブ経営を逼迫し、エース級の実力者をライバルチームに次々に放出してきた。
だが、ベンゲル監督の堅実経営で黒字経営に転換し、いまや銀行の預金残高は欧州屈指。そして、今回はベジェリン慰留に成功し、現在はドイツ代表MFメスト・エジルとチリ代表FWアレクシス・サンチェスの2大エースとの契約延長話も進めている。
エジルはベジェリンの二倍となる週給20万ポンド(2600万円)の5年契約で合意に近づいている一方、サンチェスとの交渉は難航しているという。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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