「懐疑論者を黙らせた」 アーノルドの“センセーショナルFK弾”が反響拡大「不可抗力な威力」
リバプールはレスターに3-0の快勝収め、破竹の7連勝
リバプールは現地時間5月15日、プレミアリーグ第36節でレスター・シティと対戦し、3-0で快勝を収めた。イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドはセットプレーから強烈な一撃を叩き込んだが、国内では「純粋な一級品だった」「センセーショナルな一撃で懐疑論者を黙らせた」と反響が拡大している。
6連勝でトップ4を猛追しているリバプールと、19位と降格圏に沈むレスターの構図は、前半のうちにスコアボードに反映される。前半33分、FWモハメド・サラーが右サイドから大きな弧を描くクロスを放り込むと、ファーサイドに走り込んだMFカーティス・ジョーンズがダイレクトで押し込み、先制に成功。直後の同36分、ペナルティーエリア手前で縦パスを受けたジョーンズがノーステップで右足を振り抜き、再びネットを揺らした。
そして2-0で迎えた後半26分、ここ数試合“偽サイドバック”としてボランチに配置され新しい役割を担っているアーノルドが、絶好調ぶりを証明するような一撃を叩き込む。ペナルティーエリア手前でFKを獲得すると、サラーがボールをずらしてアーノルドが右足を一閃。鋭く曲線を描いた弾丸シュートはゴール右に突き刺さった。試合はそのまま終了し、リバプールが3-0で快勝した。
アーノルドのスーパーゴールは国内でも反響を呼んでいる。英メディア「GIVE ME SPORT」は「アーノルドのFKは純粋な一級品だった」と見出しを打ち、「アーノルドがセンセーショナルなFKを決める」「リバプールとアーノルドが自信を取り戻しつつあることを証明するかのようなゴールだった」と称賛している。
また、英紙「デイリー・スター」も「アーノルドがセンセーショナルな一撃で懐疑論者を黙らせた」と見出しを打ち、「地元出身のヒーローは、不可抗力な威力を証明したわけだが、誰が見出しを飾るのか議論の余地はない。アーノルドの驚異的なFKは、疑う余地のない結果をもたらした。25ヤード(約23メートル)の距離から沈めた」と説明している。今季は守備の脆さを批判されることの多かったアーノルドだが、終盤にして持ち味の攻撃力が遺憾なく発揮されている。