「普段の練習からアピールして」と下剋上誓う

　11月シリーズでは、1年4カ月ぶりの代表復帰となった大迫勇也も注目を集めている。ここまでリーグ戦10試合2得点、第5節のライプツィヒ戦では巧みなターンからファインゴールを奪うなど、好調をキープしている。その大迫に加え、岡崎慎司の名前を出して、浅野はこう語っている。

「やっぱりここに来たからには、毎回が競争。結果を残す選手が生き残る場です。岡崎さんだったり大迫さんだったり、代表でもチームでも結果を残している選手がいるので、僕らはまず、そういう選手を追い越していけるように頑張っていかないと」

　浅野は「普段の練習からしっかりアピールして、ポジション奪えるように頑張っていきたい」と下剋上を誓い、先輩ストライカーたちに対して挑戦状を叩きつける。裏に抜け出すスピードは、他のストライカーにはない強力な武器。試合状況によっては、終盤の浅野投入が最大の効果を発揮するケースもありそうだ。

　リオ五輪最終予選決勝の韓国戦で2得点を挙げて以降、一気にブレークを果たした“ジャガー”が“ジョーカー”として仕事をすれば、日本にとって大きな力となるのは間違いない。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images