浅野が下剋上宣言! 岡崎、大迫に挑戦状 「越えていかなきゃいけない選手がいる」
久保の存在に刺激 「お互い、負けないように切磋琢磨しながらやっていければ」
2016年の代表ラストマッチにして、最重要と位置付けられるサウジアラビア戦で、最前線の陣容に変化が生じている。ここまでバヒド・ハリルホジッチ監督から重用されてきたFW浅野拓磨(シュツットガルト)はどのような心境でいるのか――。
日本代表は8日、茨城県内で11日の国際親善試合オマーン戦、15日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けてのトレーニングに臨んだ。10月30日のブンデスリーガ2部第11節のカールスルーエ戦で移籍後初ゴールを決めた浅野は「慣れているのか慣れてないのかも分からないくらいです。そんなに移動で疲れているとも激しくは感じないです」と長距離移動も苦にしていないようだ。
移動のこと以上に語ったのは、チーム内競争についてだった。特に刺激となる存在は同じ欧州の地で結果を残している2人のストライカーで、その1人目は浅野と同じリオ世代の久保裕也だ。ヤングボーイズで今季公式戦10得点と量産体制に入っている。
「僕らの世代が(代表に)入ってくるのは良いことだと思う。まあ、同年代の僕からしても雰囲気は、同年代が増えると多少やりやすいのも出てくる」
こう歓迎した浅野は「久保君もチームで結果をしっかり残していますし、チームメイトでもある。1人の良いライバルとして見ているのは正直なところ。お互い、負けないように切磋琢磨しながらやっていければ。上にも越えていかなきゃいけない選手がたくさんいる」とした。
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