清武、W杯予選サウジ戦の戦術を提案 「相手にボールを持たせてカウンターもあり」
「彼を経由することでボールが回っていく」 清武は相手のプレーメーカー7番を警戒
ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサウジアラビアを叩くためならば、ホーム戦でもあえてカウンター主体の戦い方が必要ではないか――。8日、日本代表は茨城県内でトレーニングを行い、MF清武弘嗣(セビージャ)はグループB首位に立つ相手のプレーメーカーを警戒しつつ、ボールを奪ってからの攻めに活路があると語っている。
代表合流前の清武はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ディナモ・ザグレブ戦の後半29分から途中出場を果たし、CLデビューを飾った。続くリーガ第11節バルセロナ戦ではMFナスリの負傷の影響もあって出場の期待が懸かったが出番はなし。出場機会に恵まれていない点を懸念する向きがあるが、「チームで試合に出られていないので、しっかりといいコンディションにできたら」と、サウジ戦までの調整に心血を注ぐ考えだ。
自身の調子とともに目を配っているのが、対戦相手のスタイルに関してだという。「正直、手強い相手ですね、中盤にも良い選手が何人かいるので。ボールを持てる選手、前に速い選手がいます。今までと大きく違うのは、サウジは中盤でボールが持てるというのが、結構、やっかいだなと思います」と、“縦に速い”イメージだけではないと指摘。そのうえで気になる選手がいるという。
「映像は1試合見ました。7番(サルマーン・アル=ファラジュ)ですかね。左利きなのかな? 結構ボールを持てる選手で、そこからチャンスが生まれる。彼を経由することでボールがどんどん回っていく感じなので」
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