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Jリーグ30周年、新旧チェアマンが当時を回顧 野々村氏が感謝「人生が大幅に変わるきっかけ」
Jリーグは5月15日に30周年を迎えた
Jリーグは1993年に開幕戦が行われて30周年の記念日にあたる5月15日に東京都内で「Jリーグ30周年記念イベント」を実施。初代チェアマンの川淵三郎氏と現チェアマンの野々村芳和氏が登壇した。
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野々村チェアマンは各地域に根差した活動と地域に愛されるクラブというJリーグの理念を継続するほか、「ナショナルコンテンツとしてリーグを牽引するようなクラブがいくつも出てきて欲しい」とコメントした。
川淵氏は開幕当時と同じ宣言を行い、「素晴らしいスタートが切れたので、そこで『これで大成功だな』という思いがあった。ただ、今(当時の映像を)聞いていると、声が緊張しているな、と。皆さんの努力、サポーターも応援してくれたおかげ。ここまで成長すると思っていなかった」と話した。野々村チェアマンは開幕当時、21歳の大学生だったと話し「当時のサッカーをしていた子にとっては人生が大幅に変わるきっかけ。ありがたいとしか言いようがなかった」と振り返った。
プロ野球と比較された開幕当初や、小学校のグラウンドを芝生にする活動なども振り返られた。当時、Jリーグ100年構想を宣言した川淵氏は「校庭を芝生にしようというのは、外で遊べるようにという思いであってサッカーだけのためじゃない。そういうものが広がってきて嬉しい」と話す。そして、野々村チェアマンは「次はアジアからJリーグにいきたいと思えるような子がどれだけ増えるかが大切」と、アジアのリーダーとなるリーグへの成長に触れた。
川淵氏は「サポーターの皆さんがいたから、今のJリーグが60クラブまで育った。地域社会のために、そのクラブがあることの大切さを皆さんが理解してくれているから」と話し、野々村チェアマンは「川淵さんがおっしゃったことを各クラブが受け継いでやってきた。これから世界で勝負していくような競争のマインドが、次に求められる大事なことだろうと踏まえてやっていきたい」と話していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)