鹿島が復活5連勝! 鈴木&知念弾で名古屋撃破…Jリーグ30周年記念マッチを制す

知念慶と鈴木優磨のゴールで鹿島が勝利【写真:徳原隆元】
知念慶と鈴木優磨のゴールで鹿島が勝利【写真:徳原隆元】

前半にCKから鈴木が先制ヘッド、後半には知念が加点

 J1リーグは各地で第13節を行い、国立競技場ではJリーグ30周年記念スペシャルマッチとして、30年前の開幕カードと同じ鹿島アントラーズ対名古屋グランパスの一戦が行われた。

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 30年前の開幕戦では、元ブラジル代表MFジーコ氏のハットトリック、ブラジル人FWアルシンドの2ゴールで5-0と圧勝していた鹿島。一時はリーグ戦4連敗と苦しんできたが、この試合までは4連勝、しかも4試合連続無失点と堅守が際立っている。一方の名古屋も前節までの失点数はリーグ最少タイ(8)であり、前節のガンバ大阪戦に続く連勝を目指す。

 鹿島は前半12分にMF樋口雄太のコーナーキック(CK)からFW鈴木優磨がヘディングでゴールを決める。早い時間帯のゴールに、30年前の再現が始まるかと思われたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)レビュー判定の結果、CK前に鈴木が相手選手に対してファウルをしていたとされ、得点は無効になる。

 それでも、その後も攻勢を続ける鹿島は、前半29分に再び右CKから鈴木がヘディングでゴールを記録。再びVARチェックが入ったが、今回は得点が認められて鹿島が先制した。

 堅固な守備で名古屋に隙を見せない鹿島は、前半アディショナルタイムにも右サイドでDF広瀬陸斗が相手のパスをカットして、鈴木にボールを託す。鈴木はルックアップすると、後方から手を挙げて走り込んだFW仲間隼斗にクロスを送る。しかし仲間のシュートは惜しくも枠を捉えられなかった。前半はこのまま鹿島が1-0とリードして折り返した。

 後半も堅い守りが持ち味の両チームらしい、引き締まった試合展開が続く。後半25分までに鹿島は5人、名古屋は3人の選手交代を行い総力戦となっていくなか、チャンスを作れない。前線にFWキャスパー・ユンカーとFW酒井宣福を配置し、高さを生かそうとする名古屋は、2トップに良い形でボールを送れなかった。

 対する鹿島は後半35分に自陣からのロングカウンターに出ると、ハーフウェーライン付近から長い距離、ボールを運んだDF安西幸輝がシュートを放ったが、ゴールを割ることはできない。それでも同43分、鹿島は波状攻撃を仕掛け、相手のバックパスを受けてうまく反転したFW知念慶が相手DFに引っ張られながらもゴールを決め、リードを2点に広げた。

 その後、名古屋も反撃に出ようとするが、鹿島の堅守は最後まで崩れることなく、30年前の対戦と同様に鹿島が完封勝利で、連勝を5に伸ばしている。

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