2ゴール関与の久保建英、リード後の連続失点を反省 「持ち直したけど遅かった」

久保建英は2ゴールに絡むもドロー決着【写真:Getty Images】
久保建英は2ゴールに絡むもドロー決着【写真:Getty Images】

PK奪取、D・シルバの得点演出と活躍

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間5月13日に行われたホームでのラ・リーガ第34節ジローナ戦(2-2)で全2ゴールに絡む活躍を見せた。しかし、2点のリードを奪いながら同点に追い付かれて勝ち点3を逃し、「持ち直したけど遅かった」と悔やむコメントを残している。スペインメディア「エル・デスマルケ」が伝えた。

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 2試合連続でスタメン出場した久保は前半3分、敵陣ペナルティーエリア内でMFロドリゴ・リケルメと対峙すると、ドリブルで仕掛けてファウルを誘発。獲得したPKをスペイン代表FWミケル・オヤルサバルがきっちり決め、ソシエダが先制した。

 右サイドで積極的に仕掛ける久保は前半24分、ペナルティーエリア外右から左足でクロスを供給。これに走り込んだD・シルバがダイレクトシュートで合わせ、ソシエダがリードを2点に広げた。

 しかし、その後ジローナも反撃。前半37分にブラジル人DFヤン・コウトのシュートがディフレクションでコースが変わってソシエダのゴールネットを揺らし、1点を返す。さらに、前半アディショナルタイムにはセットプレーからウルグアイ代表FWクリスティアン・ストゥアーニが押し込んで2-2の同点に追い付いて前半を折り返した。

 それでも久保の勢いは止まらず、後半12分には右サイドからドリブルを仕掛けると、左足のクロスで逆サイドのD・シルバへ。ペナルティーエリア内で絶好のチャンスとなったが、D・シルバのシュートは相手GKの好守に遭って勝ち越しはならなかった。

 ソシエダは後半40分、久保を起点にクロスバー直撃の決定機があったがネットを揺らせず。ジローナが同42分に退場者を出して数的優位に立ったが、2-2のままタイムアップを迎えた。

 久保は試合後、ジローナ戦を「重要な試合だった」と位置付けたうえで、「2点を失ったのは事実」と反省した。

「3点目を取るつもりだったが、上手くいかなかった。1点目を返され、ハーフタイム前に2点目を取られた。コミュニケーション不足だった。持ち直したけど遅かった」

 久保は試合をとおしてキレのある動きを見せていただけに、ドロー決着は悔しい結果となったようだ。

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