アーセナル、ポルトガル代表DF獲得説で冨安にも影響? 英メディア指摘「売却する可能性がある」

アーセナルでプレーする冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルでプレーする冨安健洋【写真:Getty Images】

アーセナルはポルトガル代表DFカンセロ獲得に関心か

 イングランド1部アーセナルは、今夏の移籍マーケットでマンチェスター・シティのポルトガル代表DFジョアン・カンセロ獲得に動く可能性があるとされる。それに伴い、日本代表DF冨安健洋が放出されるかもしれないと、英メディア「THE BOOT ROOM」が推測している。

 ミケル・アルテタ監督の指導の下、堅実な守備を披露してきた冨安。今シーズンは右サイドバック(SB)で途中出場が多かったなか、現地時間3月16日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16第2戦スポルティング戦で負傷。その後、右膝の手術を行い今季の復帰が厳しいことが明かされた。

 当初は来季に向けたプレシーズンに復帰が見込まれており、全治3か月半ほどと予想されていた。しかし5月2日のプレミアリーグ第34節チェルシー戦に向けた会見で、アルテタ監督は「ガブリエル・ジェズスが4か月、(エディ・)エンケティアが3か月、エミール・スミス=ロウが4か月半、キーラン・ティアニーが数週間、冨安が3か月半、もしかしたら今は6か月の離脱となると、どう数値化すればいいのか分からないよ。これがサッカーだ」と冨安の復帰時期が長引く可能性を示唆していた。

 そのなかで、アーセナルは来季に向けてシティのポルトガル代表DFカンセロ獲得の噂が浮上。英メディア「THE BOOT ROOM」は、「アーセナルは今夏、マンチェスター・シティのジョアン・カンセロを獲得する可能性があると噂されているが、それが冨安健洋にとって何を意味するのか」と見出しを打ち、「ガナーズは冨安を売却する可能性がある」との項目で冨安の未来について見解を述べている。

「現時点でアーセナルの右サイドバックの第1オプションはベン・ホワイトで、驚異的なパフォーマンスを見せている。彼が今夏にクラブを離れることはあり得ない。バックアップを務めているのが冨安だ。エミレーツでファンに人気があり、調子さえ良ければプレミアリーグで最高のサイドバックと肩を並べることができる。しかし、2021年夏にアーセナルに加入して以来、冨安は怪我によりなんと166日間もチームを離脱。今季の残り試合の出場も欠場が決まっており、来季の開幕にも間に合わない可能性が指摘されている。

 カンセロは冨安と似たタイプの選手だ。左右のサイドバックでプレーでき、ボールを扱うのが上手く、アルテタ監督の戦術に完璧にマッチする。来シーズンからチャンピオンズリーグ(CL)の舞台に戻るとなれば、アーセナルがカンセロ獲得に動く可能性は十分。それが冨安のエミレーツでの時間に終止符を打つ可能性もある」

 怪我と戦う冨安だが、アーセナルの一員として再びピッチに立つことはできるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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