湘南が2分間2発で一時逆転も…札幌が撃ち合い制し4-2勝利 2戦9発の攻撃力を発揮

ミハイロ・ペトロビッチ監督率いる札幌が4ゴールを奪い勝利【写真:Getty Images】
ミハイロ・ペトロビッチ監督率いる札幌が4ゴールを奪い勝利【写真:Getty Images】

ゴールの取り合いとなった一戦、札幌が後半にゴールラッシュ

 J1リーグは5月13日、第14節を各地で行った。レモンガススタジアム平塚では、15位の湘南ベルマーレと11位の北海道コンサドーレ札幌が対戦した。

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 試合は開始早々に動く。今季ここまでリーグ2位タイの得点力を誇る札幌は、右サイドで1対1を制したMF金子拓郎からの折り返しをMF駒井善成がゴールに沈めて、5-1と大勝した前節のFC東京戦に続き、早い時間帯に先制した。

 その後も札幌はDF福森晃斗が正確な縦パスを1トップのFW小柏剛に入れて攻撃の形を作っていく。ほとんどアタッキングサードにボールを入れられない湘南に対し、札幌は時計の針を進めながらも、チャンスと見ると追加点を狙いに行く。前半40分には最終的にはオフサイドとなったが、MF浅野雄也のオーバーヘッドが左ポストを叩く場面を作って会場を沸かせた。このまま前半は札幌が1点をリードして終了した。

 後半も流れは変わらず。札幌は後半4分には駒井がミドルシュートを枠に飛ばしたが、GKソン・ボムグンがセーブして追加点を与えなかった。追加点を挙げられなかったものの理想的な試合運びを見せていた札幌だが、後半10分にコーナーキックの流れからFW町野修斗が左足で放ったシュートがDF岡村大八の手に当たりビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定となる。これでハンドが認められ、湘南にPKが与えられた。このPKを町野が自ら決めて、湘南が試合を1-1の振り出しに戻した。

 このゴールで勢いづいた湘南は、直後にも町野のパスを受けたMF阿部浩之が逆転ゴールを決めて、一気に試合をひっくり返す。これで流れが変わったかと思われたが、後半15分に今度は札幌が右サイドから攻め、DF田中駿太のクロスを最終ラインの裏で小柏がヘッドで合わせ、同点ゴールを決めた。これで再び勢いづいた札幌は、後半30分に高い位置でボールを奪うと、最後は小柏からのパスを受けたFW浅野雄也が逆転ゴールを記録。VARによるゴール確認が入ったが、オフサイドは認められずに札幌が再逆転した。

 再び追う展開となった湘南だが、札幌の守備を崩せない。逆に札幌は後半42分に途中出場したMFスパチョークが、セットプレーの攻撃が跳ね返されたあとの2次攻撃から鮮やかなゴールを決めて、リードを2点に広げた。前節の5ゴールに続き、この試合でも4ゴールを挙げた札幌が、シーソーゲームを制して連勝を飾っている。

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