菊池大介が新加入の湘南ベルマーレフットサル 開幕前のJ1札幌戦で監督と選手が挨拶

佐藤玲惟がJリーグの試合会場に登場【写真:河合 拓】
佐藤玲惟がJリーグの試合会場に登場【写真:河合 拓】

フットサルの湘南ベルマーレ、伊久間洋輔監督FP佐藤玲惟がハーフタイムにスタジアム登場

 J1リーグは5月13日に第13節を各地で行い、レモンガススタジアム平塚では湘南ベルマーレと北海道コンサドーレ札幌が対戦した。ハーフタイム、フットサルの湘南ベルマーレに所属する伊久間洋輔監督とFP佐藤玲惟が、まもなく開幕する2023-24シーズンに向けてファンに応援を呼び掛けた。

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 フットサルの湘南は昨シーズン、第28回全日本フットサル選手権で準優勝に輝き、タイトルにあと一歩と迫った。そのチームを力強く支えているのがサポーターの存在だ。集客に苦しんでいるFリーグだが、湘南は小田原アリーナに多くのファン・サポーターを集めている。スポーツ総合クラブの理想を体現するように、競技を問わずに湘南を応援する人たちが多いからだ。

 今シーズンは、さらにサッカーチームとフットサルチームを近づける架け橋がある。かつてJリーグの湘南で活躍したMF菊池大介がサッカーからフットサルに転向し、Fリーグの選手として再び湘南ベルマーレのユニフォームを着るからだ。

 湘南のファン・サポーターの間でも、すでに話題となっており、試合前のスタジアムの周りでは「菊池大介ってフットサルできるの?」「戻ってきたんだ! 楽しみ」「菊池も出るの? 今年はフットサルの試合も見に行きたい」といった声が聞かれた。

 5月15日には、リーグカップであるオーシャンカップが東京都の八王子のエスフォルタアリーナ八王子で開幕する。これがFリーグの開幕目前に行われる2023-24シーズン、最初の公式戦となる。

 ハーフタイムに挨拶する時間をもらったフットサルの湘南を率いる伊久間監督は「今シーズンは初タイトルを目標に戦います。明後日から1週間、八王子と水戸で行われるオーシャンカップがあり、その後、5月27日にホームアリーナの小田原アリーナでリーグが開幕します。そこで優勝を目指して戦いたいと思います」と、新シーズンに向けた意気込みを語った。

 また、怪我からの復帰を目指す佐藤は「一昨年はリーグ2位、昨季は選手権で2位と、タイトルにあと一歩まできています。今シーズンこそはタイトルを持って帰れるように全員で戦います。ファン・サポーターの皆さんも、声や手拍子が僕ら選手に届いています。小田原アリーナを中心とした会場で声援を送ってもらえたらと思います」と挨拶した。

 さらに佐藤は「個人的なことになりますが……」と前置きし、「負傷をしたあと、このスタジアムのゴール裏に『待っているぞ』という横断幕を上げてくださった。それが手術2日後でとても励まされました。今季はプレーで恩返ししたい。やっと復帰してプレーできる状態なので、熱いプレーをお見せするので、ベルマーレファミリーのみなさんに会場に足を運んでもらえたらと思います」と呼びかけて拍手を受けていた。

 Fリーグで他を圧倒する応援を誇る湘南。今シーズンも力強い声援を受けながら、悲願の初タイトルを目指す。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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