ブライトンの3つの脅威 アーセナル専門メディアが三笘薫を警戒「ディフェンダーをねじ伏せ…」

アーセナル専門メディアが三笘薫を”脅威”に指名【写真:ロイター】
アーセナル専門メディアが三笘薫を”脅威”に指名【写真:ロイター】

「ブライトンがアーセナルに与える3つの脅威」を紹介

 イングランド1部アーセナルは、現地時間5月14日にプレミアリーグ第36節で7位ブライトンとの対戦を控える。試合に先立ち、「ブライトンがアーセナルに与える3つの脅威」を現地メディアが挙げた。

 特集したのは、アーセナル専門メディア「Pain In The Arsenal」だ。記事では「両チームともシーズン終了後の目標を維持するために勝利が必要であり、アーセナルはホームでブライトンに対して過去5回中1回しか勝利していない。彼らがもたらす脅威を十分に認識している」とし、アーセナルにとって脅威となる3つの点を紹介している。

 まず挙がったのは、ブライトンの「ダイナミックな左サイド」。その注目の的は、日本代表MF三笘薫の存在だ。「プレミアリーグ28試合で7ゴール4アシストと、今シーズンのストーリーの1つ」と活躍に触れると、「ミトマのプレーはゴールだけでなく、左サイドのトリックで、昔ながらのドリブラーのようにディフェンダーをねじ伏せ、ターンすることができる」と脅威となる才能を警戒している。

 その後方には、DFペルビス・エストゥピニャンが三笘をサポート。「パワフルで疲れを知らないフルバック」と紹介し「このエクアドル人選手は、ロベルト・デ・ゼルビ監督のもとで成功を収め、オーバーラップで前進する余裕を持ち、最終局面ではモイセス・カイセドがカバーに入る。この安心感があれば、エストゥピニャンはファイナルサードに侵入してチームを翻弄することができ、ミトマは左サイドからカットインして、フルバックとセントラルディフェンスの間に疑惑を生じさせることができる」と、アーセナルにとって危険なサイクルを取り上げている。

 2つ目は「優れた中盤」と称されるアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターとMFモイセス・カイセドの存在だ。2人について「マック・アリスターは間違いなく今シーズンのブライトンのベストプレーヤーであり、今シーズンの30試合で10ゴールを挙げたことがその証だ。しかしながら、モイセス・カイセドの全力プレーは、彼をも虜にしている」と評価している。

 最後に挙がったのは、ロベルト・デ・ゼルビ監督の作り上げたチーム戦術そのものについてだ。「チーム内のすべての選手が、信じられないほどよく指導された2-4-2-2のセットアップで速く、エキサイティングなサッカーを展開している」とブライトンのサッカーについて記し「緻密なポゼッションシステムは、ブライトンがボールを動かすスピードや、選手たち攻撃参加の早さによって、対戦相手に多くの問題を引き起こしている」とアーセナルへ警鐘を鳴らした。

 一方、「それ(ブライトンの戦術)はブライトンが攻撃に多くのスペースを残すことを意味する。アーセナル側が注意深くプレーすれば、彼らの長所を逆手に取れるかもしれない」と勝利への糸口も指摘している。

 アーセナルは怪我人を多く出す危機的状況のなか、どのように試合に臨むだろうか。

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