セルティック古橋が主張、神戸イニエスタと共闘の意義 「だからこそここでプレーできる」
J1神戸でイニエスタとプレー、名手から得たものに言及
スコットランド1部セルティックのFW古橋亨梧は、今シーズン公式戦45試合に出場して30ゴールを記録している。リーグ連覇を決めた5月7日のハーツ戦(2-0)でも、先制ゴールを決める活躍を見せた日本人ストライカーにとって、Jリーグのヴィッセル神戸時代に元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタとプレー出来た経験は大きかったようだ。スコットランド紙「スコティッシュ・サン」が選手のコメントを報じている。
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2018年にスペイン1部バルセロナから神戸に加入したイニエスタは、今季限りでクラブとの契約が満了を迎えるなか、今夏の退団が浮上。6月6日に行われる古巣バルセロナとの親善試合がラストマッチになるとの報道もあり、その動向が注目されている。
そんなイニエスタは来日後、ピッチ内外で影響力を発揮。神戸で3シーズンに渡ってイニエスタとプレーした古橋も、彼から得たものは大きいようだ。「スコティッシュ・サン」の取材で、「イニエスタは、キミがセルティックにフィットすると考えていたそうだ。最近も連絡を取っているの?」と聞かれると、「僕たちは深く話し合ったことはないけれど、時々『どうしてる?』と聞いてくれます。それくらいですね」と、関係性について明かした。
そして、「あれだけの選手に、そう言ってもらえたのは嬉しい。彼とプレーすることで、ここに来るうえでも大きな自信をもらいました。だからこそここでプレーできる準備ができていました。結果を出すたびに、彼も喜んでくれていたと思います」と、語っている。
イニエスタ同様に古橋の去就も話題になっている。スコットランドで30ゴールを挙げた古橋は、「そのように思われていることは嬉しいです。良いことだとも思いますが、僕は残りの試合に集中しているだけです。僕たちには、まだカップ戦の決勝も残っていますし、自分が今いる場所に集中していて、将来のことは考えていません」と、話している。
スコットランドでゴールを量産し、年間最優秀選手賞にも最も近いと報じられている古橋だが、世界的なスター選手とプレーしたことで得たものは大きかったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)