浦和ショルツが完敗に残した厳しい言葉「バッドゲーム」 アジアの死闘から中3日で「自分たちがトップと証明するチャンスだった」
浦和は鳥栖に0-2で敗れた
浦和レッズのDFアレクサンダー・ショルツは、5月10日のJ1リーグ第10節のサガン鳥栖戦に0-2で敗れると「バッドゲームだった。それを正直に認めないといけない」と、敗戦に厳しい言葉を残した。
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浦和は5月6日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦、アル・ヒラル(サウジアラビア)との激闘を制して中3日だった。そのゲームにマチェイ・スコルジャ監督はスタメン変更を4人のみにとどめた。MF安居海渡とFWホセ・カンテを前線に配置し、主将のDF酒井宏樹は登録メンバーから外した。しかし、ダブルボランチのMF岩尾憲とMF伊藤敦樹、センターバックのDFアレクサンダー・ショルツとDFマリウス・ホイブラーテンにGK西川周作と、中盤から後方の中央は変更しなかった。
ショルツはホイブラーテンや岩尾とともに相手のプレスを受けながらもボールを前進させていったが、なかなか攻撃は機能性が上がらなかった。ミスも重なって2点のビハインドを背負った後半の残り15分では、より高い位置まで進出。DF岩波拓也を入れてホイブラーテンを前線のターゲットにするパワープレーになった後も攻撃参加を繰り返したが、ゴールにはつながらなかった。
試合後のショルツは落ち着いた口調ながらも「バッドゲームだった。それを正直に認めないといけない」とコメント。そして「自分たちのパフォーマンスが悪かった。メンタル的な疲れがあるのか、判断もちょっと遅かった。(準備から)やれることはやったが、ピッチ上でクオリティーを出せるかが問われる。みんなが難しいと分かっていた試合だけに悔しい。勝利して自分たちがトップと証明するチャンスだった」と話した。
ノルウェーで世代別代表を戦ってきたホイブラーテンとデンマーク代表歴を持つショルツのコンビは今季の浦和を後方から力強く支えている。2月25日の横浜F・マリノス戦(0-2)以来、公式戦14試合ぶりの敗戦、複数失点という厳しい結果になったが、それだけダメージの残った状態での戦いだったと言えるのかもしれない。