チェルシー、フェリックス引き留めへ 来季へスリム化…交渉条件の2選手を英指摘

チェルシーでプレーするジョアン・フェリックス【写真:ロイター】
チェルシーでプレーするジョアン・フェリックス【写真:ロイター】

冬の移籍市場でアトレティコからレンタル加入、完全移籍での獲得を画策か

 イングランド1部チェルシーは、冬の移籍市場でスペイン1部アトレティコ・マドリードからポルトガル代表FWジョアン・フェリックスをレンタル移籍で獲得した。完全移籍のオプションはないと報じられているが、シーズン終了後の完全移籍での獲得に向けて動くようだ。英紙「イブニング・スタンダード」が報じている。

 来シーズンに向けてマウリシオ・ポチェッティーノ監督を迎えて再建をしようとしているチェルシーは、指揮官に明確な戦力を示すためにも選手との交渉を進めている。アトレティコは8800万ポンド(約150億円)の移籍金を要求しているがその一方、1600万ポンド(約27億円)で再びレンタル移籍させることも認める構えだという。

 チェルシーは移籍金負担を軽くするために、選手を放出する準備を進めていくという。そのなかで、元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンとスペイン代表DFマルク・ククレジャを交渉条件の一部に入れることも考えていると報じられた。

 オーバメヤンは、スペイン1部FCバルセロナへ戻る希望を明かしているが、イタリア1部ACミランも関心を持っているという。

 フェリックスは3-1で勝利したボーンマス戦のあとに、チェルシーに残留する希望を示唆している。アトレティコでは、ディエゴ・シメオネ監督との関係がうまくいっていないが、チームを立て直したアルゼンチン人監督は、来季の続投も確実視されている。

 32選手を抱えるチェルシーは来季、欧州カップ戦への出場の望みが薄く、選手のスリム化を図る見込み。各国代表を抱えるクラブは、フェリックスを留めることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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