「まず責任を負うべきは監督」 ブライトン指揮官、エバートン戦大敗を反省「真の姿ではなかった」
エバートンに1-5で大敗
日本代表MF三笘薫が所属するイングランド1部ブライトンは、現地時間5月8日に行われたプレミアリーグ第35節で降格圏のエバートンと対戦し、1-5と大敗した。試合後、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は、ショックな敗戦にも前を向いた。英紙「メトロ」が指揮官のコメントを報じている。
キックオフからわずか33秒で失点したブライトンは、その後もエバートンに圧倒される。前半だけで3失点を許すと、後半の頭からは4人の選手交代をしたが悪い流れは変わらず。三笘のシュートがポストを叩いたこぼれ球をMFアレクシス・マック・アリスターが押し込んで1点を返したが、1-5と惨敗した。
前半終了後、そして試合後にも、ブライトンはスタジアムからブーイングを浴びることとなったが、デ・ゼルビ監督は5月14日の第36節アーセナル戦に気持ちを切り替えた。
「このパフォーマンスについて、説明をするのは難しい。とても奇妙な試合だった。最初の失点をわずか30秒で喫してしまった。これは真のブライトンではなかった。悪い1日だった。問題は戦術的な配置ではないと思う。モチベーション、メンタルの部分で私たちは準備ができていなかった」
そして、「短期間で多くの試合をプレーするのは、難しいことだ。私たちはこれだけの連戦に慣れていない。この部分とメンタリティーに対する取り組みが必要だろう。それでも理解はできる。私は今も選手たちを誇りに思っている。まず責任を負うべきは監督だ。私の責任だ。この試合とこの日を覚えていなければいけない。5月8日だ。なぜなら、メンタリティーを向上させるために、とても重要な日になるかもしれないからだ。私たちの目指す大きな目標を達成するためには、次の試合に向けて準備ができていないといけない。この試合まで、私たちは素晴らしいサッカーをし、素晴らしい結果を得ていた。私たちは自分たちの取り組みに誇りを持たなければいけない」と、1試合ですべてが変わるわけではないと強調した。
次節のアーセナル戦に向けて、「いつもの試合と同じように、今日も選手たちに話しかけた。日曜日、私たちは自分たちの高い質を見せられるだろう。自分たちのスタイルを取り戻し、本当のブライトンが見られるはずだ」と、デ・ゼルビ監督は自信を見せた。
来季の欧州カップ戦出場を目指すブライトンは、勝ち点を伸ばせずに足踏みする結果となった。2位のアーセナルはマンチェスター・シティと優勝争いを繰り広げているが、本来の姿を取り戻して、連敗を阻止することができるだろうか。