三笘薫、大敗エバートン戦で及第点の評価 英メディア指摘「長いシーズンでの疲労が蓄積されているように見えた」
チーム内では最高タイの「6点」
イングランド1部ブライトンは現地時間5月8日、プレミアリーグ第35節でエバートンと対戦し1-5の完敗。フル出場した日本代表MF三笘薫は、存在感を見せたがチームを救うことはできなかった。英メディア「90Min」はそんな三笘に及第点を与えている。
前半開始早々、三笘の狙った縦パスをカットされエバートンがカウンターを仕掛ける。MFアブドゥライェ・ドゥクレにあっさりと先制弾を許し、厳しい立ち上がりとなった。三笘は前半からドリブルで積極的に突破するシーンを作るが、一方で序盤のようなボールロストも目立つ。
それでも前半24分には自陣でボールを拾ったボールでドリブルを仕掛け、右サイドで相手MFイドリッサ・ゲイェへのイエローカードを誘発するなど存在感を見せている。
試合はその後、高いクオリティーのカウンターを見せたエバートンが4点を追加。後半34分にクロスに反応した三笘のシュートがポストに直撃し、最後はMFアレクシス・マック・アリスターに当たってネットを揺らすもブライトンの反撃はこの1点のみ。1-5で完敗を喫した。
「90Min」は試合後の採点(10点満点)で多くのブライトン側の選手へ5点以下の厳しい評価を与えたなか、マック・アリスター、MFソリー・マーチ、FWエバン・ファーガソンと並んでチーム最高の6点を三笘に付けている。
「ネイサン・パターソンをかわす場面もあったが、長いシーズンでの疲労が蓄積されているように見えた。ポストに当たったボールは、マック・アリスターに当たって跳ね返りゴールとなった」
攻撃のキーマンとしてフル出場した三笘へ及第点が与えられたが、万全のパフォーマンスとは言えないことを指摘。全体的に噛み合わなかったチーム状況について、ロベルト・デ・ゼルビ監督に評価内で「おそらく5-1の大敗は予想していなかっただろうが、彼のチームは終始劣勢に立たされ、考えも及ばなかった」と酷評している。
リーグ終盤で失速したブライトン。残りの5試合で勝ち点を取り戻すことができるだろうか。