Jリーグ“出戻り組”に海外注目 香川、長友、大迫…それぞれを評価「地味ではあるが安定」「トップで戦えることを証明」
ACL制覇に尽力した浦和DF酒井を筆頭に名前を列挙
Jリーグには、かつて欧州で名声を高めた日本人選手が再び日本に戻り活躍している事例がある。J1浦和レッズで主将を務め、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で3度目のアジア制覇を牽引したDF酒井宏樹もその1人だ。大会MVPにも選ばれた酒井を筆頭に、Jリーグで活躍する“出戻り組”を海外メディアが紹介している。
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モジミリン(ブラジル)、ハノーファー(ドイツ)、マルセイユ(フランス)の海外経験を経て2021年夏にJリーグ浦和へ戻ってきた酒井。ACLでの活躍を受け、米スポーツ専門局「ESPN」は「アジア最高峰のクラブ大会のMVPに酒井が選ばれたことに異論を唱える人は少ないだろう」と賛辞を贈った。
そのうえで「最近のJ1リーグでは、欧州でのプレーを終えた選手たちが帰国してくることが多い」とほかの“出戻り組”選手を紹介。今季から古巣セレッソ大阪に帰還した元日本代表MF香川真司について「ボルシア・ドルトムントとマンチェスター・ユナイテッドのスター選手だった香川真司は、地元セレッソ大阪に復帰した最も有名な選手だ。彼のプレーは、今のところ地味ではあるが安定している」と現状を伝えた。
ベテランDF長友佑都(FC東京/21年夏~在籍)は「元インテル・ミラノの長友佑都は、FC東京に移籍した後も、36歳という高齢ながら、昨年のワールドカップで日本代表のスター選手として活躍し、まだまだトップレベルで戦えることを証明した」と驚きをもって報じている。
ほかにも、ヴィッセル神戸でプレーする2人の選手にも言及。「ブンデスリーガで多くの時間を過ごした大迫勇也と武藤嘉紀は、J1リーグ首位のヴィッセル神戸で初のタイトルを目指して先頭に立っている」と今季好調を維持する神戸の主力として支えるFW大迫勇也とFW武藤嘉紀(神戸/ともに21年夏~在籍)の存在にも触れている。
記事では「ヨーロッパで活躍することを最終目標としていた多くのアジア人サッカー選手にとって、帰国する時が来ても人生とキャリアは続いていく。酒井が浦和での栄冠を手にしたように、より選手として成長することもあるのだ」と締め括っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)